平成202008)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

20−共研−1017

分野分類

統計数理研究所内分野分類

a

主要研究分野分類

7

研究課題名

POSデータにおける重大事件ニュース反応分析

フリガナ

代表者氏名

コンドウ フミヨ

近藤 文代

ローマ字

Fumiyo KONDO

所属機関

筑波大学

所属部局

システム情報工学研究科社会システム・マネジメント専攻

職  名

講師

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究の目的は重大事件ニュースがPOSデータに表れる購買行動に与える影響を測定することである。この研究ではSARIMAモデルを用いて干渉分析を行い、実際のPOSデータを使って、重大事件ニュースが購買行動に与える影響を測定する。まず、「重大事件」を定義する必要がある。ある年、例えば2001年の3つ程度の新聞1面(朝・夕刊)の見出しの単語頻出度を調べ、その上位10件をその年の重大事件と定義できる。さらに古典的な時系列解析ではなく, MCMC法による階層ベイズ手法を用いて分析を行う.
平成20年度における本研究の成果は, MCMC法による, MCMC法による階層ベイズ手法を用いて分析を行ったことである.その結果、 MCMCアプローチの階層ベイズ手法によるSARIMAモデルでは、移動平均項が一次の場合においてのみ、推定が可能であった.誤差項とそれに係る係数の双方が分布している本ケースは推定が難しいことが判明した。したがって、今後は計算が早いアルゴリズムを用いる必要があることが示された。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

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研究参加者一覧

氏名

所属機関

北川 源四郎

統計数理研究所