平成192007)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

19−共研−1008

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

3

研究課題名

介護保険法による要介護認定者の予後についてのコホート研究

フリガナ

代表者氏名

フジタ トシハル

藤田 利治

ローマ字

Toshiharu FUJIRA

所属機関

統計数理研究所

所属部局

データ科学研究系

職  名

教授

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

【目的】
高齢社会に対応すべく、介護保険制度が2000年4月から開始された。これまでの介護保険制度にかかわる研究としては、要介護認定者に対する介護サービスの供給や要介護認定審査会の認定問題点等についての報告は多くみられるが、要介護認定者の経過を介護サービス利用との関連から詳細に検討した報告は乏しい状況にある。我々は、地域の諸組織からの支援および協力が既に得られている岐阜県郡上市において、要介護認定者2.345人を対象者として、郡上コホート研究を2003年から実施している。本研究の目的は、要介護認定区分の変化および生命予後に関連する要因を明らかにすることを通して、要介護高齢者の介護サービス改善を図ることである。

【経過】
要介護認定者の変化に焦点を当てたコホート研究である郡上コホート研究では、対象を2003-2004年に要介護認定審査会で認定された2,345人を対象者し、追跡開始時点での介護認定にかかわる調査情報および主治医の診断などの情報を収集した。また、家族構成調査や介護者状況調査などの追加調査を実施した。
2007年度には、その後の介護認定にかかわる調査情報や転出・死亡情報などを収集し、その効率的な利用のためのデータベース化を進めた。また、集積された情報に基づいた暫定的な成績を関連学会において発表した。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

○ 三徳和子、森戸雅子、後藤忠雄、坂本由之、藤田利治. 要介護(支援)認定者の1年目の生存.第66回日本公衆衛生学会総会;2007年10月;愛媛.第66回日本公衆衛生学会総会抄録集.p499.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

三徳 和子

川崎医療福祉大学