平成132001)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

13−共研−2036

専門分類

7

研究課題名

不正咬合患者に見られる時系列生体情報の統計数理学的検討

フリガナ

代表者氏名

ソウマ クニミチ

相馬 邦道

ローマ字

Soma Kunimichi

所属機関

東京医科歯科大学

所属部局

大学院医歯学総合研究科咬合機能制御学分野

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

9 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究は、昭和62年度より東京医科歯科大学大学院咬合機能制御学分野(旧 歯学部歯科矯正学
第一講座)所蔵の不正咬合者のデータを基に、咬合の成因に対する機能的因子の関与について、主
に、多変量解析を用いて検討することにより進められてきたもので、一連の成果をあげてきている。
 本年度は、さらに詳細な、諸要素の相互関連性の検討のために、以下の2つに検討を加えた。
1.矯正治療に対する needs and demands?外来患者、学生、矯正専門医の比較?
 意識調査アンケートの統計解析により、矯正治療に対する社会的観念を明らかにする。今回は、
本学歯学部附属病院矯正歯科外来の患者より、複数の不正咬合分類に従い選択した不正咬合患者1
0名の顔面写真と顎態模型を用いて、矯正歯科外来患者、D5学生、矯正専門医を対象に、矯正治
療に対する needs and demands を調査し、傾向を明らかにした。
2.下顎運動に伴う頭頚部運動データの解析
 これまで、本講座では、下顎運動と頭頚部運動の関連性を解明し、不正咬合・筋疼痛機能障害の
成因との関わりを明らかにすることを目的として、咀嚼運動における下顎運動および頭部運動の時
間的差異、角度変化について明らかにしてきた。今回、その一つとして、正常咬合者における
tapping 運動時の下顎運動および頭頚部運動の同時記録をおこない、数学モデルを作製して、
tapping 運動の機能的意義の解明を行うために、更なる検討を行っているところである。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

1.鄭 朱玲、余 建宏、割田博之、相馬邦道、矯正治療に対する needs and demands?外来患者、学生、矯正専
門医の比較?、第66回口腔病学会学術大会、2001年11月30日発表

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

雨宮 賢

東京医科歯科大学

杉浦 成昭

日本女子大学

杉山 高一

中央大学

鈴木 佐知子

東京医科歯科大学大学院

馬場 康維

統計数理研究所

久野 昌隆

東京医科歯科大学

松原 望

東京医科歯科大学

四方田 紳

東京医科歯科大学大学院