平成81996)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

8−共研−58

専門分類

6

研究課題名

電波干渉計データにおける大気ゆらぎ効果の研究

フリガナ

代表者氏名

イシグロ マキオ

石黒 真木夫

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

広い地域に分散しておかれたアンテナ群で構成される電波干渉計においては、個々のアンテナに到着する電波の経路上の水蒸気量の疎密によって位相のばらつきが出ることが大きな問題である。この位相の時空間変動を補正するために開発されたモデルを用いて、この空間変動の実態をとらえることを目的として研究を進める。ミリ波の領域での観測における位相ゆらぎの効果的な補正法を実現することが最終的な目的である。


基本的なモデルを拡張して風の観測値が利用できるようにした。このモデルを大気汚染データの解析に適用し、風速、観測頻度など、モデルが有効に働くための条件について検討した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

清水悟・石黒真木夫,大気環境データのダイナミクス,日本統計学会,1996.9.9
石黒・清水,横浜の大気汚染のダイナミクス?大気揺らぎモデルによる解析,(8-共会-4)「時
系列解析の理論と応用」,1996.11.19
石黒,スクリーン・モデルについて,LMSA・位相補償WG会合,1996.11.18,国立天文台三鷹

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

野辺山宇宙電波観測所およびチリのミリ波干渉計設置予定サイトで得たデータを解析することによって、位相ゆらぎの時空間モデルのパラメータと、地上からの気象要素の観測値との関係をさぐり、これをモデル化して利用する可能性について検討する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石黒 正人

国立天文台

森田 耕一郎

国立天文台