平成31991)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

3−共研−20

専門分類

3

研究課題名

システム同定と制御系設計の統合化に関する研究

フリガナ

代表者氏名

アダチ シュウイチ

足立 修一

ローマ字

所属機関

宇都宮大学

所属部局

工学部

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

17 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

これまで統計的手法に基づいたシステム同定法がいろいろと提案されてきたが,制御系設計との整合性を考慮したものは少なかった。本研究では,制御系設計との整合性を意識したシステム同定に関する研究を行い,両者の統合化をめざす。


統計数理研究所セミナー室において、9月28日に研究集会を開催し、以下に示すテーマの研究発表、報告を行った。
1.IFAC(国際自動制御連合)主催の制御系設計に関するシンポジウム参加報告:共同研究のメンバーである森(埼大)、阿部(明大)、大森(慶大)の3人が掲記国際会議に参加したので、会議内容に関する報告を行った。
2.制御工学用計算ライブラリLa++について(近藤):オブジェクト指向言語であるC++を用いた制御系設計用の計算ライブラリの開発に関する研究報告を近藤が行った。
3.ハイゲイン適応制御とユニバーサル適応制御(宮里):従来の適応制御は、制御対象に関する仮定が厳しく、実用上問題があったが、本研究ではできるだけ、少ない事前情報でも有効な適応制御系を構成することを目的としており、その内容については宮里が発表した。
本研究集会には10余名の参加者があり、以上のような研究発表、報告の後、内容に関する活発な討論がなされた。今後も、定期的に研究集会を開催し、モデリング、システム同定と制御系設計の有機的な統合化を目指した研究を続けていきたいと考えている。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

システム同定の研究者と制御系設計の研究者の基本的なレベルを合わせるために,本年度は約2ケ月に1回程度研究会を開催し,このテーマに関する研究発表を行う。そして,問題点を明らかにしていき,制御系設計のために必要なシステム同定法の研究を行う。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

植竹 洋一

東京商船大学

大須賀 公一

大阪府立大学

大森 浩充

慶應義塾大学

大山 恭弘

東京工科大学

越智 徳昌

防衛大学校

児島 晃

東京都立科学技術大学

近藤 良

茨城大学

佐伯 正美

広島大学

三平 満司

千葉大学

延山 英沢

九州工業大学

橋本 秀紀

東京大学

宮里 義彦

統計数理研究所

武藤 康彦

上智大学

森 泰親

防衛大学校

山北 昌毅

東京工業大学

劉 康志

千葉大学