平成252013)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

25−共研−2077

分野分類

統計数理研究所内分野分類

i

主要研究分野分類

5

研究課題名

自動車の楽しさ・快適性をもたらす制御系設計に関する研究

フリガナ

代表者氏名

ミヤサト ヨシヒコ

宮里 義彦

ローマ字

Miyasato Yoshihiko

所属機関

統計数理研究所

所属部局

数理・推論研究系

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

2千円

研究参加者数

2 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

運転者・乗客共に楽しく運転・移動できるための統合的な車両制御系の検討は行われておらず,運転者の運転の楽しさについては車両?運転者系のモデルに基づく制御の研究が主体であり,快適性の研究が車両?運転者系における制御系の観点から統合的に検討されていない.そのような現状を鑑みて,運転者・乗客共に楽しく運転・移動できるための統合的な車両制御系の研究を進める.特に車両?人間(運転者と乗客)系の統計モデルを構築してその知見を活用することによって,従来以上の結果を達成する車両制御系の設計理論の追求を行う.H25年度は共同研究者間で2回打ち合わせを実施し,スライディングモード制御に基づく車両制御理論構築を行うという研究手法,方向性について検討した.共同研究者の荒川は,研究内容について,展示会および招待講演で紹介することで,将来の知能自動車開発に繋がる研究であるということを説明した.

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

招待講演:
荒川俊也:自動車の予防安全技術:過去・現在・未来,あいち産業科学技術総合センター「高齢ドライバーと自動車安全技術」講演会(2014).
荒川俊也:知能自動車の実現に向けた研究と発想,愛知工科大学 新春特別講演会「自動車とその産業のこれまでとこれから」,2014年1月14日
荒川俊也:自動車の知能化に向けた研究開発,蒲郡ロータリークラブ講演,2013年12月20日
荒川俊也:香りや音で自動車事故を防ぐ未来技術!,あいちサイエンスフェスティバル さかえサイエンストーク,2013年10月21日
荒川俊也:統計モデリングを用いたマウスの行動の特徴付け?表現型の定量化と遺伝情報との比較?,USTREAM: ISM Interview Seminar,2013年9月13日
荒川俊也:機械やテレビゲームから学ぶ「人間中心の設計」,蒲郡科学技術振興会・産学官交流サロン,2013年7月26日
荒川俊也:隠れマルコフモデルに基づくコンソミックマウスの行動判定とコンソミックマウスの社会性に関する認知モデルの検討,自動車技術会 ドライバ評価手法検討部門委員会,2013年6月21日

展示会:
荒川俊也:新産業・フォーラム未来展2014, 2014年3月4日
荒川俊也:次世代HMI・ドライバ状態推定技術の紹介,あいちITSワールド2013,2013年12月12日
荒川俊也:次世代HMI・ドライバ状態推定技術の紹介,幸田プレステージレクチャーズ,2013年10月22日
荒川俊也:次世代HMI・ドライバ状態推定技術の紹介,クルマ未来博2013,2013年10月17日

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究会は開催しなかったが,7月23日と9月11日に統計数理研究所で研究打合せを行い,スライディングモード制御の車両への応用に関して,論文調査を含めて議論した.

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

荒川 俊也

愛知工科大学