平成242012)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

24−共研−2058

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

1

研究課題名

統計情報資源ナビゲーション・システムの現代化

フリガナ

代表者氏名

マルヤマ ナオマサ

丸山 直昌

ローマ字

Maruyama Naomasa

所属機関

統計数理研究所

所属部局

データ科学研究系

職  名

准教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

231千円

研究参加者数

8 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

統計情報資源の収集・公開について種々の観点から議論を深める目的で、2013年3月28日に会合を開き、3つの講演と自由討論を行なった。3つの講演の要旨は以下の通りであった。

研究集会等の情報公開を支援するシステムの試み
丸山 直昌(統計数理研究所)

統計学関連の研究集会の情報は統計情報資源として重要であるが、適切に公開されずに散逸する事例が多く見られる。これに対する対策として開発中のコンピュータシステムの事例を紹介し、開発上の問題点を論じた。

統計科学における大規模研究集会のためのメタデータ処理
南 弘征 (北海道大学)

統計科学における大規模研究集会の運営やプログラム編成に際して必要となるメタデータの実践的な処理方法について,内部処理におけるサブデータやリレーションのありかたなどを中心に,具体的なアウトプットに沿って紹介し,現時点での長短所ならびに今後の課題や将来の展望について報告した。

統計情報資源整理のためのシステムと処理手法について
 森 裕一(岡山理科大学)

解析ストーリーのデータベースサイトや提案された新しい統計手法を紹介するサイトの事例を紹介する中で、さまざまなWeb上の統計情報資源を1か所に集約したWebシステムの可能性について述べるとともに、それらの資源を大規模データととらえたときに、データを処理する際のデータの可視化や処理の効率化について、顔グラフと加速化手法を例に言及した。

また自由討論においては、大学入学者に対する英語のリスニング調査などの事例を交えながら、統計調査のあり方について幅広く意見交換を行なった。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

http://hyperws1.ism.ac.jp

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

2013年3月28日 11:00-16:30 セミナー室3(D312A)

11:00-12:00 研究集会等の情報公開を支援するシステムの試み
丸山 直昌(統計数理研究所)

13:30-14:30 統計科学における大規模研究集会のためのメタデータ処理
南 弘征 (北海道大学)

14:30-15:30 統計情報資源整理のためのシステムと処理手法について
森 裕一(岡山理科大学)

15:30-16:15 自由討論

参加者: 8人

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

大隅 昇

統計数理研究所

清水 信夫

統計数理研究所

垂水 共之

岡山大学

林 篤裕

九州大学

水田 正弘

北海道大学

南 弘征

北海道大学

森 裕一

岡山理科大学