平成3（1991）年度　共同研究実施報告書

課題番号	3−共研−10			専門分類		1
研究課題名	大学における統計教育の実態調査
フリガナ 代表者氏名	ムラカミ　マサカツ 村上　征勝			ローマ字
所属機関	統計数理研究所
所属部局	領域統計研究系
職　　名	教授
所在地
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	11　人

研究目的と成果（経過）の概要

日本においては，４年制の大学に統計学科は皆無であり，組織だった統計教育が行われていないという憂うべき状況にある。このような状況の中で大学でどのような統計教育が行われているかを把握するため調査を行い，その分析に基づき，今後の大学における統計教育のあり方に対する一つの指針を出すことが本研究の目指すところである。


４年制大学に於ける統計教育の現状を把握し、将来の統計教育のあり方を探るべく、昨年度に引き続き研究を行った。本研究の実施に当たり、国公立、私立大学489校中約460校の資料を入手したが、330校余の私立大学に就て、各大学の講義要項、時間割等の資料をもとに、大学別の科目数、名称時間数、講義内容等の基礎データを収集、分析した。
尚その結果に就ては、日本統計学会及び数学教育学会にて公表した。又、国公立、私立の全ての基礎データから学部別の分析を試みるが、本年度は医学部に於ける統計教育の実態に就て分析を開始した。その分析結果に就いては平成４年度中に学会発表を行う予定である。尚、本年度の研究開催実績は７回を数え、資料の検討、データの分析、ならびに今後の研究の方針等に就て討議を行った。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

1.村上征勝　国公立大学の統計教育の実態調査　数学教育学会春期大会　1991年4月
2.統計教育委員会　大学における統計教育の実態調査(2)　日本統計学会　1991年7月

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

４年制の大学における統計教育の実態を把握するため，統計に関してどのような講義がどの程度行われているかを調べる調査を，平成元年度の共同研究として行い，国公私立４８９大学の内９割以上の約４５０校の平成元年度用講義要項及び時間割表を回収した。引続き平成２年度の共同研究では回収した資料の整理を行ったが，今年度はこれらの資料を統計分析し検討する。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
新家　健精	福島大学
伊藤 孝一
宇喜多　義昌
佐藤　良一郎	明星大学
田栗　正章	千葉大学
竹内　清	石巻専修大学
平川　孝三郎	東京理科大学
松下　嘉米男
水野　坦
村上　正康	千葉大学