平成292017)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

29−共研−2032

分野分類

統計数理研究所内分野分類

d

主要研究分野分類

7

研究課題名

ミクロデータの利活用における安全性の基準に関する実証研究

フリガナ

代表者氏名

イトウ シンスケ

伊藤 伸介

ローマ字

Ito Shinsuke

所属機関

中央大学

所属部局

経済学部

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究の目的は、ミクロデータにおいて適用される匿名化措置の可能性を追究するだけでなく、わが国で利用可能な政府統計の個票データに様々な匿名化技法を適用した場合の匿名化ミクロデータの秘匿性と有用性の検討を行うことである。そのために、平成29年度の研究では、文献資料等の情報収集を系統的に行うことによって,個体情報の秘密保護に対する法制度的・技術的措置についての最新の国際的動向についての現状把握を行うだけでなく,人口センサス等のミクロデータに対する秘匿処理の現状,およびミクロデータに対する秘匿性と有用性の評価方法についての最新の動向を明らかにした。
 

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

論文発表
伊藤伸介(2018)「公的統計ミクロデータの利活用における匿名化措置のあり方について」『日本統計学会誌』第47巻第2号,77〜101頁,査読有り


学会発表
1.伊藤伸介「公的統計ミクロデータの利活用における匿名化措置のあり方について」,2017年度統計関連学会連合大会,南山大学,2017年9月4日
2.伊藤伸介「公的統計ミクロデータにおける匿名化措置の国際的動向」, コンピュータセキュリティシンポジウム2017,山形国際ホテル,2017年10月24日
3.伊藤伸介「海外における公的統計ミクロデータの提供の動向とわが国の課題」,九州経済学会第67回大会,久留米大学,2017年12月9日

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

平成29年度においては、本研究に関する研究会については実施しなかった。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

南 和宏

統計数理研究所

村田 磨理子

公益財団法人 統計情報研究開発センター