平成232011)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

23−共研−2044

分野分類

統計数理研究所内分野分類

e

主要研究分野分類

7

研究課題名

「日本語観国際センサス」データの相関分析

フリガナ

代表者氏名

ヨネダ マサト

米田 正人

ローマ字

Yoneda Masato

所属機関

国立国語研究所

所属部局

国立国語研究所

職  名

名誉所員

配分経費

研究費

40千円

旅 費

56千円

研究参加者数

3 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 「日本語観国際センサス」は1997年1月から1998年8月にかけて,文部省科学研究費補助金(創成的基礎研究費)「国際社会における日本語についての総合的研究」(研究代表者 水谷修,課題番号09NP0701)の中心的課題として実施された。この調査は,世界28の国と地域からランダムサンプリング(エリア・クォータ・サンプリング)によって選ばれた約1,000名ずつの被調査者を対象に実施された世界でも希少なものである(中国と日本では約3,000名が調査された)。その結果は報告書(暫定速報版)として単純集計が公表され,性,年齢の基本属性別集計はWeb上で公表されている。
 本研究課題は,多変量解析等より高度な統計学的手法を用いて,調査項目間ならびに国や地域間における相関関係を分担者3名の共同研究として明らかにしていくことを目論んだものであるが,学歴,職業の基本属性のカテゴリ見直しに時間がかかり,現在も見直し作業を継続中である。平成24年も関連課題で共同利用研究の申請を行っているので,継続して作業を行い,出来るだけ早い時期に多変量解析等の分析を行いたいと考えている。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

論文発表,学会発表等
・江川 清・米田正人,「日本語観国際センサス(1)?調査研究の枠組み?」,日本行動計量学会第25回大会,pp.246-249,東北大学,1997年9月
・新プロ「日本語」総括版・研究班1,『日本語観国際センサス単純集計表(暫定速報 版)』,1999年3月
・米田正人,「国際社会の英語・日本語?日本語観国際センサスの結果から?」,文部省大臣官房調査統計企画課編『教育と統計』NO.510,pp2-7,第一法規出版株式会社,2000年9月
・国立国語研究所,『東アジアにおける日本語観国際センサス』,2002年3月
・米田正人,水野義道,梁敏鎬,「国際社会における日本語・日本語学習の実態」『日本語教育学会春季大会予稿集』,pp.182-187,日本語教育学会,2001年5月
・米田正人,「国際社会から見た世界の中の日本語」,SCIENCE of HUMANITY No.33, pp.48-49,勉誠出版,2001年6月
・江川 清・米田正人,「「日本語観国際センサス」の実施」,『行動計量学』第30巻第1号,pp.1-6,2003年3月
・吉野諒三・鄭躍軍・朴承根,「東アジア諸国の人々の日本語観」,『行動計量学』第30巻第1号,pp.31-52,2003年3月
・米田正人,「日本語観国際センサス」,『国際比較研究のフロンティア?文化的多様性の視座から?』,文部科学省21世紀COEプログラム「人類の幸福に資する社会調査」の研究・指定研究「国際比較調査の方法論的研究」研究報告書No.1 関西学院大学大学院社会学研究科,2004年3月
・国立国語研究所,『環太平洋地域における日本語の地位』,第10回国立国語研究所国際シンポジウム第3部会報告書,2006年3月
ホームページ
http://www6.ninjal.ac.jp/n_census/result/

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

平成23年度,研究会の開催はありませんでした。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

水野 義道

京都工芸繊維大学

吉野 諒三

統計数理研究所