平成14（2002）年度　一般研究１実施報告書

課題番号	14−共研−1024	専門分類	10
研究課題名	歯科医療需給バランスに関する医療経済学的研究
フリガナ 代表者氏名	キタムラ　ノブタカ 北村　信隆	ローマ字	Nobutaka KITAMURA
所属機関	（社）新潟市歯科医師会
所属部局	医政検討会
職　　名	理事
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研究目的と成果（経過）の概要

新潟市における地域歯科医療需給バランスの変動要因を明らかにすることを目的として、新潟県内における
各郡市部単位の歯科的供給要因、需要要因ならびに社会的背景要因を用いて、各変数間の関連性について単変
量的ならびに多変量的に解析ならびに検討を行い、以下のような結論が得られた。
　1.新潟市における人口10万人対歯科医師数、医療施設従事歯科医師数ならびに歯科診療所数は全国的にも
極めて高く、当該医療圏内でも著しい地域偏在が認められた。歯科的供給要因との関連性が強い要因として、
人口?都市化要因や年齢構造要因が検出された。
　2.新潟市における一歯科診療所当たりの医業収入は、当該医療圏内中最も低かった。医業収入との関連性
が高い要因として、歯科診療所数等の歯科的供給要因が検出された。すなわち歯科的供給要因が極端に集中す
る地区では、個々の歯科診療所単位における医業収入は低下する傾向が認められた。
　3.歯科医療の需要要因と供給要因との関連性を評価する上で、極値を有する曲線あるいは非線形モデルの
仮定の必要性が示唆された。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

論文発表
　北村信隆、石井拓男:新潟市における地域歯科医療構造の変動要因に関する検討。
日歯医療管理誌,72:440-448,2003。
学会発表
　北村信隆、竹本　毅、岡田　匠、宇佐美祐一、登坂邦彦、本間　鑑、松川公敏:地域歯科医療構造の変動
要因に関する検討。日歯医療管理誌,69:44-45,2002。(第43回日本歯科医療管理学会総会・学術大会,福岡,
平成14年7月13日)
　宇佐美祐一、北村信隆、太田啓子、赤坂長右、竹本　毅、渡辺善隆、岡本桂子、駒形　功、吉田敏男、登
坂邦彦、本間　鑑、松川公敏:新潟市における地域歯科医療構造の現状。(平成14年度新潟県歯科医学大会,
長岡,平成14年11月16日)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
宇佐美　祐一	（社）新潟市歯科医師会
岡田 匠	（社）新潟市歯科医師会
竹本　毅	（社）新潟市歯科医師会
本間　鑑	（社）新潟市歯科医師会