平成111999)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

11−共研−1020

専門分類

7

研究課題名

植物育種における形態形質の評価に関する数理統計的研究

フリガナ

代表者氏名

ヒラタ ユタカ

平田 豊

ローマ字

Hirata Yutaka

所属機関

東京農工大学

所属部局

農学部

職  名

助教授

所在地

TEL

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E-mail

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研究目的と成果(経過)の概要

筆者は兼ねてから、植物の育種において重要な選抜指標である草型、側枝の形状、
果実や種子の形態、さらに光合成をになう葉の形態形質ついて科学的な評価を行うべく、
それらの分析法について種々検討を行ってきた。本研究では、これらの内、葉形に注目
し、我々が育成中である接木雑種系統とその両親であるヤツブサトウガラシおよび甘ト
ウガラシをもちい、有効な方法を検討を続けている。昨年までフーリエ記述子を用い、
部分的にその適用の有効性を確かめることとした。葉の画像をスキャナで取り込み、
それを直接解析できる方法を検討した。
 その結果、これまで部分的にソバの種子の形態解析、ダイコンの形態解析で有効性が
確かめられてきた"フーリエ楕円変換"を用いて葉の形の基本形について検討を行うこ
ととした。まず、両親と接木雑種、さらにそれらの相反交雑F1について予備的に検討し
たところ、3品種系統間で有意な差があることがわかった。また、F2世代についても
データをインプットしその遺伝分析用の可も見てみた。この結果は検討中である。
また、ミカンの葉についても検討中である。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

(1)学会誌等
Taller,J.,N.Yagishita,M.Y.Hirata 1999.Graft-induced variations as a source of
novel characteristics in the breeding of pepper(Capsicum annuum L.)Euphytica,
108:73-78.
(3)口頭発表(発表者名、テーマ名、学会名、年月日)
小方伸吾他、2000.トウガラシにおける接木変異系統の遺伝分析 24.特異的の
シーケンス解析。日本育種学会第97回講演会(筑波大学)育種学研究、2(別1)
:227.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

田村 義保

統計数理研究所