平成23(2011)年度 共同利用登録実施報告書
| 課題番号 | 23−共研−2 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | a | ||
| 主要研究分野分類 | 3 | |||||
| 研究課題名 | データ同化手法を用いた細胞質流動の解析 | |||||
| フリガナ 代表者氏名 | キムラ アカツキ 木村 暁 | ローマ字 | Kimura Akatsuki | |||
| 所属機関 | 国立遺伝学研究所 | |||||
| 所属部局 | 構造遺伝学研究センター | |||||
| 職 名 | 准教授 | |||||
| 研究目的と成果の概要 | 
| 統計数理研究所の計算機環境を用いてデータ同化解析を行った。実際に貴研究所を訪問したのは1日だが、所属機関(国立遺伝学研究所)から貴研究所のスーパーコンピュータにログインし、約100回計算をさせていただいた。また、計算機利用にあたっては貴研究所長尾特任准教授より電子メールや電話を介して指導・助言をうけた。研究課題は、線虫初期胚における細胞質流動の原動力のデータ同化手法を用いた推定であり、本研究は情報・システム研究機構、新領域融合センタープロジェクトの一環で貴研究所樋口教授と長尾准教授との共同研究である。本研究では、粒子法流体シミュレーションであるMPS法とデータ同化手法を組み合わせ、実細胞内での細胞質流動をシミュレーションで再現する力分布のパラメータ推定に成功した。本研究の成果は第61回理論応用力学講演会(平成24年3月8日、東京大学)で発表した他、今後論文発表を行う予定である。 |