平成11（1999）年度　一般研究２実施報告書

課題番号	11−共研−2045			専門分類		7
研究課題名	因果推論を支える統計学の基盤充実の方向検討
フリガナ 代表者氏名	ヤナギモト タケミ 柳本 武美			ローマ字		Yanagimoto Takemi
所属機関	統計数理研究所
所属部局	領域統計研究系
職　　名	教授
所在地
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	11　人

研究目的と成果（経過）の概要

薬の効果と安全性を量的に評価するための基本的な枠組みは統計学にその
基礎が置かれている。良く計画された試験・調査から得られたデータの評価
を通してなされている。今日では統計学的な考え方は広く受け入れられてい
る。統計的な推論形式が最も幅広く受け入れられている分野である。その中
で教育面と情報の高度利用に焦点を合わせて、基盤を充実させるための方向
を探る検討を行うその必要性は大学における臨床統計教育の動き、臨床統計
家の資格、コクラン共同研究の実務的利用など緊急にその充実が求められて
いる。
　平成11年度は丁度北里大学での臨床統計コースが発足し、また京都大学
で医療統計分野の設置が具体化している時期であった。我が国での教育面で
の整備が計られる時期にその教育について討論することができた。一方で研究会「臨床試験における因果推論」を9月より定期的に開催し、また理論的
研究のための小規模会合を開催することにより研究を進めた。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

1)Yanagimoto,T. A pair of estimating equations for a mean vector:To appear in Statistics and Probability
Letters.
2)津谷　喜一郎ら(2000).METAとは何か　臨床評価　27:503-508。

月例研究会「臨床試験における因果推論」ホームページ
http://www.ism.ac.jp/~yanagmt/kenkyukai/

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究参加者一覧
氏名	所属機関
上坂　浩之	日本イーライリリー株式会社
高木 廣文	新潟大学
竹内 正弘	北里大学
津谷 喜一郎	東京医科歯科大学
濱嶋 信之	愛知県がんセンター研究所
比江島 欣慎	山梨医科大学
藤井 良宣	宮崎大学
藤田 正一郎	放射線影響研究所
山添 史郎	滋賀大学
山本 英二	岡山理科大学