平成302018)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

30−共研−1003

分野分類

統計数理研究所内分野分類

a

主要研究分野分類

4

研究課題名

自然科学分野のオープンデータ可視化によるデータサイエンス教育の開発研究

フリガナ

代表者氏名

サイタ サトコ

才田 聡子

ローマ字

Saita Satoko

所属機関

北九州工業高等専門学校

所属部局

生産デザイン工学科 情報システムコース

職  名

准教授

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究課題ではオープンサイエンスデータの可視化システムを構築し、データサイエンス教育の一環として簡易的な解析を実行できるツールを開発した。
可視化システムではユーザが任意の日時と場所における観測データを取得できる。また、取得したデータをシステム上で解析手法を指定することで、Rを使って解析できる。地磁気の観測データを可視化の対象として可視化ツールを開発したが、従来の地磁気の観測データの解析はIDLやMATLABなどのソフトウェアを使うケースが多く、RやPythonなどを利用して解析するケースは稀であった。
本研究課題で開発されたシステムによって、ユーザは特殊な解析ソフトウェアがなくとも膨大なデータから解析処理を行うことが可能になり、それらの解析結果をインターネットを介して他のユーザと共有することが容易になった。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

1. Web ブラウザにおけるオープンサイエンスデータのインタラクティブな可視化ツールの開発, 柏田元輝、才田聡子, 平成 30 年度 名古屋大学宇宙地球環境研究所 研究集会(電磁圏物理学シンポジウム&地域ネットワークによる宇宙天気の観測・教育活動に関する研究集会) 2019年3月12日
2. A Case Study of on a Numerically Simulated Ionospheric Convection with a Global MHD Simulation, Satoko Saita, Shigeru Fujita, Akira Kadokura, Takashi Tanaka, Yoshimasa Tanaka, The 9th Symposium on Polar Science 2018年12月14日.
3. グローバルMHDシミュレーションによる電離圏対流構造の再現性についての検証, 才田 聡子(北九州高専), 藤田茂(気象大), 門倉昭(極地研), 田中高史(九州大学ICSWSE), 田中良昌(極地研), 平成30年度「IUGONET 研究集会」「科学とデータ研究集会」合同研究集会 2018年9月14日.
4. Web ブラウザにおけるオープンサイエンスデータのインタラクティブな可視化ツールの開発, 柏田元輝, 才田聡子, 平成30年度「IUGONET 研究集会」「科学とデータ研究集会」合同研究集会 2018年9月14日.

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関