平成302018)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

30−共研−4216

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

9

研究課題名

大規模学術文献DBによる機関内・機関間の研究力の分析と活用

重点テーマ

IRのための学術文献データ分析と統計的モデル研究の深化

フリガナ

代表者氏名

モリ ユウイチ

森 裕一

ローマ字

Mori Yuichi

所属機関

岡山理科大学

所属部局

経営学部

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

149千円

研究参加者数

6 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

「研究IR」において,より客観的な外部情報を根拠とした分析として,「学術文献データベース」を利用し,誰がどの分野にどれだけ発表しているかという情報,1研究者に対する共著者関係や引用-被引用関係,これらを機関で総合した関係,さらに,地域あるいは目的を同じくする複数機関で総合した関係などから,単純な数値的な評価とともに,外部とのつながりや分野のつながり,内外への研究の影響度,社会貢献など,より多角的な評価を行った。3年目である今年度は,情報としては,特に,WoS内の引用-被引用関係,共著者関係,謝辞情報の処理に着目すること,指標開発として,ネットワークに関する統計手法を利用すること,さらに,試行錯誤的に行っているわれわれの分析をシステムとして実行できるインタフェースの実装可能性について考察した。
その結果,研究者個人および研究機関の発信状況(当該機関の「発表論文数」で測る)および影響力引用関係(「引用-被引用関係」で測る)の量的評価,協力状況(「共著関係」「謝辞情報」で測る)の質的評価が行えるようになり,複数の大学で集計を行い,分析を行った。また,IR担当者がこれらの集計を容易に行えるように,統計解析環境 R のツール(ShinyとR Markdown)を利用した集計とドキュメント作成が可能となる環境を提供した。なお,「関係性」の可視化とクラウドシステムから直性大規模DBを操作するシステム構築については,今後の課題とした。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

重点テーマ2研究キックオフミーティング(2018年6月29日,統計数理研究所)での報告
重点テーマ2成果報告会(2018年3月15日,秋葉原UDX)での報告

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

重点テーマ2全体で行った
 研究キックオフミーティング(2018年6月29日,統計数理研究所)
 重点テーマ2成果報告会(2018年3月15日,秋葉原UDX)
2報告会。参加者数については,重点テーマ2・コーディネーターの報告に代える。
なお,来所日数の「2」は,1日が秋葉原UDXである。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

飯塚 誠也

岡山大学

金藤 浩司

統計数理研究所

浜田 ひろか

統計数理研究所

南 弘征

北海道大学