昭和601985)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

60−共研−55

専門分類

1

研究課題名

統計的データ解析とコンピュータ利用の接点における諸問題

フリガナ

代表者氏名

スズキ ギイチロウ

鈴木 義一郎

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

21 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

スーパーコンピュータやマイクロコンピュータなどの発達によって,科学技術計算における環境が大きく変化しつつある。ハード,ソフト両面におけるこのような発展は,統計データの解析に少なからぬ影響を与え,これまでの統計学では予想もできなかったような,複雑かつ大規模なデータを解析することも可能となり,これに伴ってStatistical Computitingといった学問分野が成立した。我国のこの分野の研究は、個々の研究者や実務家が自らの必要と興味だけで進められてきており,関連分野の研究者が一同に会し,綜合的観点から討論することが必要である。統計学本来の使命である実践的方法の開発を主眼に据えて,次のような項目について議論を行う。
1.統計ソフトウェアの諸問題
2.コンピュータグラフィックスを活用した統計解析結果の表現
3.マイクロコンピュータを用いる統計教育
4.大型統計モデルによるデータ解析のための数値アルゴリズム
5.クラスタリングにおけるアルゴリズムの研究


今日,コンピュータの飛躍的な発展に伴って,科学技術計算における環境が大きく変化しつつある。ハード,ソフト両面におけるこのような発展は,統計データの解析にも少なからぬ影響をあたえつつあり,これまでの統計学では予想もできなかったような,複雑かつ大規模なデータを解析することが可能となってきている。これに伴ってStatistical Computitingという学問分野が成立し,すでに専門学術誌が2,3出版されている。
本研究集会では,来年9月に日本で開催される予定の「International Association for Statistical Computing会議」を機会に,この分野の我国の貢献を示すため,関連分野の研究者を糾合して,共同研究を進めることを計画した。当面考慮すべき重点領域として
1.大型統計モデルによるデータ解析の為の数値アルゴリズムの確立
2.クラスタリングにおけるアルゴリズムの研究
3.コンピュータグラフィックスを活用した統計手法の研究
4.統計ソフトウェアの整備と組織化に関する研究
5.マイクロコンピュータを用いる統計教育法の研究
といったテーマについて議論を行った。
なお我国のこの分野の研究は,個々の研究者・実務家が自らの必要と興味だけで進められてきたきらいがあり,これを綜合的観点から位置づけ,一般の利用の便に供するための方策を早急に確立しなければならない。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

浅野 長一郎

九州大学

石田 正次

 

大隅 昇

統計数理研究所

丘本 正

追手門学院大学

小柳 義夫

東京大学

後藤 昌司

塩野義製薬株式会社

小林 正人

横浜国立大学

駒澤 勉

統計数理研究所

佐藤 義治

北海道大学

佐和 隆光

京都大学

渋谷 政昭

高千穂商科大学

正法地 孝雄

広島大学

白旗 慎吾

大阪大学

高橋 幸雄

東北大学

田辺 國士

統計数理研究所

垂水 共之

岡山大学

仁木 直人

東京理科大学

林 知己夫

統計数理研究所

矢島 敬二

東京理科大学

脇本 和昌

岡山大学