平成222010)年度 共同利用登録実施報告書

 

課題番号

22−共研−7

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

3

研究課題名

新世代シーケンシングデータの解析手法の検討

フリガナ

代表者氏名

ワダ ヤスヒコ

和田 康彦

ローマ字

Yasuhiko Wada

所属機関

佐賀大学

所属部局

農学部

職  名

教授

 

 

研究目的と成果の概要

 新世代シーケンサーから生産される膨大なシーケンスデータを整理し、統計処理をする手法は各種、提案されているが、家畜家禽の新世代シーケンスデータは少なく、既存の手法が家畜家禽の新世代シーケンスデータに適合するのかどうかを検証した例がない。

 そこで、ショートリードのシーケンスデータを参照配列にマッピングするMaqやSOAP2について、ウシやニワトリのゲノムに対しての性能について比較・検討することを目的とした。

 しかしながら、現在までに、ウシやニワトリのゲノムDNAやプロファイルmRNAに関するショートリードの新世代シーケンスデータを入手できていない。

 本年度は、MaqおよびSOAP2について、各スーパーコンピュータ等にインストールを行い、入手できたヒトのショートリードのシーケンスデータについて、基本的な性能チェック等を行った。

 また、新世代シーケンスデータではないが、ニワトリ全ゲノムマイクロアレイのデータについて、統計学的に発現差のあるプローブを抽出し、アノテーションデータを収集し、遺伝子のクラス分けをするシステムを開発した。