平成23(2011)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 23−共研−2022 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | d | ||||||
| 主要研究分野分類 | 6 | |||||||||
| 研究課題名 | 日本人英語学習者の概念構造の解明に向けた統計的研究 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | チョウ カナコ 長 加奈子 | ローマ字 | Cho Kanako | |||||||
| 所属機関 | 北九州市立大学 | |||||||||
| 所属部局 | 基盤教育センターひびきの分室 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 124千円 | 研究参加者数 | 4 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
|  近年,第二言語習得の分野において認知言語学の知見を用いた語彙や構文の習得に関する研究,特に多義語の習得に関する研究が数多く見られるようになった。認知言語学では,1つの単語や形式によって表される複数の意味は,相互に関係性があり,1つのスキーマから派生したものであると捉えている。これまでの研究のにおいて,学習者の母語と対象言語の概念構造やスキーマが異なり,そのことが学習者の第二言語習得に影響を及ぼしているだろうということが示されてはいるが,具体的にどのように異なるのかについては客観的なデータが提示されているとは言い難い状態である。そこで本研究は,複数の英語の構文および語彙について日本人英語学習者と英語母語話者の概念構造の比較を行い,概念構造の違いについて客観的データを用いて実証することを目的として研究を行った。本年度は,英語の受動文,英語の前置詞,英語の心理受動文の3つに焦点を絞り,調査を行った。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 本年度の研究成果を,統計数理研究所共同研究レポート273『日本人英語学習者の概念構造に関する統計的研究』(2012年3月発行)にまとめた。掲載論文は以下の3本である。 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 統計数理研究所言語系共同研究グループ合同発表会「言語研究と統計2012」(平成23年3月7日・8日,統計数理研究所)に参加し,研究発表を行った。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 川瀬 義清 | 西南学院大学 | 
| 冬野 美晴 | 西南学院大学大学院 |