平成91997)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

9−共研−99

専門分類

8

研究課題名

養護教諭の相談活動に関する実態調査研究

フリガナ

代表者氏名

サクライ シノブ

櫻井 しのぶ

ローマ字

所属機関

三重大学

所属部局

医療技術短期大学部

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

最近、心の問題を抱えて保健室に相談を求める児童生徒が多いことが指摘されており、こうした児童生徒に対応する養護教諭の相談活動の充実を図ることが急務とされている。また、学校内でのいじめの問題など、児童生徒をとりまく問題は複雑、かつ多岐に渡り、このような問題の早期発見、早期対応が必須と考えられる。本研究は、全国の小学校、中学校、高等学校の保健室を研究対象とし、保健室を訪れる児童生徒の実態を把握し、養護教諭の相談的活動を明らかにする事を目的とした。


本研究は各都道府県、政令指定都市の小学校、中学校、高等学校を985校を対称とし、保健室を訪れる児童生徒の実態を調査したものである。
平成8年度は、児童生徒がどの様な状態で保健室に来室し、それに対して養護教諭がどのように判断し、対処をしているのかを明らかにした。
平成9年度はその結果に基づき、児童生徒の健康問題の傾向を明らかにした。実際に保健室に来室する児童生徒のほとんどは救急処置を求めるものが多いが、相談的対応を求められる機会が徐々に増え、養護教諭に適切な判断能力と対応能力が必要とされることが示唆された。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

研究対象として全国の各都道府県、政令指定都市の小学校、中学校、高等学校を985校を選択し平成2年の11、12月に1週間に渡る保健室を訪れる児童生徒の実態を、来室理由、養護教諭の判断と処置、相談的対応の実態について調査を行った。本年度は,平成8年度の結果に基づき,さらに,児童生徒の健康問題の傾向を多変量解析等により分析し,養護教諭が行った処置・判断との関連性を明らかする。本研究の扱う総データは大量であること,及びその統計処理・分析に統計の専門性が必要とされるため,統計数理研究所の施設及び人的資源を利用し共同研究を行いたい。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

飯田 澄美子

聖路加看護大学

高木 廣文

統計数理研究所