平成182006)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

18−共研−1004

専門分類

3

研究課題名

POSデータにおける価格反応分析

フリガナ

代表者氏名

コンドウ フミヨ

近藤 文代

ローマ字

Fumiyo KONDO

所属機関

筑波大学

所属部局

システム情報工学研究科

職  名

講師

所在地

TEL

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E-mail

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研究目的と成果(経過)の概要

この研究では曜日変動と2つの短期的な効果に焦点をあて、実際のPOSデータを使って、曜日変動および値下げ効果を抽出し、販売量を予測するための状態空間モデルを開発した。
平成17、18年度は現在欧米のマーケティングに関する文献で主流になりつつあるMCMC法による階層ベイズ手法を用いて分析を行った。平成18年度では特に新規ブランドが参入し、パラメータも新規ブランド参入によって変化する動学的価格弾力性モデル構築に関する研究を行った。
また、MCMC法を用いた状態空間モデルによる時系列解析では、定数項が観測モデルにある場合とシステムモデルにある場合とではパラメータの収束速度が異なり、さらに収束しない場合があると報告されている。データ分析に応用する場合にどのような組み合わせで、どのような結果が得られるかについて知見を得ることは有用であると考え、観測モデルの分散とシステムモデルの分散について様々な組み合わせでシミュレーションを行った。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

平成19年2月17日の筑波大学大塚キャンパスでの、日本マーケティングサイエンス学会の研究部会にて、定数項が観測モデルにある場合とシステムモデルにある場合に関するシミュレーション結果に関する発表をおこなった。

パラメータも新規ブランド参入によって変化する動学的価格弾力性モデル構築に関する研究は統計学会で発表する予定である。

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

北川 源四郎

統計数理研究所