平成292017)年度 重点型研究実施報告書

 

課題番号

29−共研−4310

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

9

研究課題名

ICTを活用したデータサイエンティストの専門職能認証システムに関する研究

重点テーマ

データサイエンス人材育成メソッドの新展開

フリガナ

代表者氏名

ワタナベ ミチコ

渡辺 美智子

ローマ字

Watanabe Michiko

所属機関

慶應義塾大学

所属部局

大学院健康マネジメント研究科

職  名

教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

85千円

研究参加者数

9 人

 

研究目的と成果(経過)の概要

 本研究は、オープンデータ・ビッグデータ利活用に資するデータサイエンティストの専門職能認証システムをICTを活用したCBT形式で実装することを想定し、そのための基礎研究を目的として遂行した。具体的に 、データサイエンス人材育成メソッドを展開するためのデータサイエンスのスキームの具体化、データサイエンスに資するデータサイエンティストのキーコンピテンシー(主要力量)の具体化、キーコンピテンシー育成のための教育(内容・教材・教育方法)の具体化、キーコンピテンシー評価・認証システムの確立(とくに、CBT(Computer Based Testing)を活用したモデル)を中心とした調査研究を行った。
 その成果は、大学におけるデータサイエンス教育、高大接続と高校情報科における「データ活用」と「データサイエンス」単元内容への議論に反映されるとともに、統計学分野で既に社会実装されている統計検定の認証システムを参考モデルとして、本研究メンバーが主に進めている統計学の参照基準の策定(統計関連学会連合)・検定のレベル表の策定・検定問題の開発・それらのCBT化と実装の過程から得られた基礎資料に基づいて、統計リテラシー、推論力、思考力の3観点からアセスメント問題の項目適正分析を行った結果が、第10回国際統計教育大会(2018年7月8-14日京都テルサ)において招待論文として報告される。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

第10回国際統計教育会議(2018年7月8日-14日、京都テルサ)招待論文

[1]COMPUTER BASED TESTING FOR JAPAN STATISTICAL SOCIETY CERTIFICATE: OUTLINE AND PROBLEM EVALUATION,Hirohito Sakurai, Atsuhiro Hayashi and Masaaki Taguri

H29年度共同利用重点型研究「データサイエンス人材育成メソッドの新展開」研究集会(2018年2月20日統計数理研究所)において、

[2]「データサイエンス教育体系化に向けた学習指導要領改訂と高大接続の動向」 渡辺美智子(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科)
[3]「統計検定CBT2・3級の問題評価について」
桜井裕仁(大学入試センター),林篤裕(名古屋工業大学),田栗正章*(千葉大学)
[4]「学習指導要領の改訂に伴う、統計検定2〜4級の出題範囲の再検討」
田栗正章(千葉大学)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

岩崎 学

成蹊大学

川崎 能典

統計数理研究所

桜井 裕仁

大学入試センター

田栗 正章

千葉大学

竹内 光悦

実践女子大学

林 篤裕

名古屋工業大学

廣瀬 英雄

九州工業大学