平成101998)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

10−共研−35

専門分類

4

研究課題名

国民意識のデータベース作成準備

フリガナ

代表者氏名

ヨシノ リョウゾウ

吉野 諒三

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

6 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

統計数理研究所が40年以上に渡って、収集、整理、分析を行ってきた社会調査データを総括的に整理し、将来社会科学のデータベースとして、多くの研究者が活用して成果を挙げていけるようにする準備をする。


統計数理研究所が40年以上にわたって、収集、整理、分析を遂行してきた社会調査データを総括的に整理し、将来、社会科学のデータベースとして、多くの研究者が活用して成果を挙げていけるようにする準備を推進している。
昨年度は、統計数理研究所を中心として収集してきた「国民性の国際比較調査研究」の成果報告とデータを統計数理研究所のHome Pageに掲載し、将来、一般の研究者達が活用する際の便宜や法律的問題点を検討した。
このなかで、データ公開のもつ問題点を、利用者側からみた場合、提供者側からみた場合に分けて、議論し検討を深めた。結果として、情報公開を進めていく方針の中で、データの数値の一人歩きによる誤解を避けるべき方策など、今後の重要な検討課題が示された。
本年度は、昨年度の実績をもとにさらに、データの検索機能をも含めたシステムへと拡張し検討を重ねた。この過程は、下記(3)の国際シンポジウム等で発表された。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

Proceeding of ISM Symposium, Data Mining and Knowledge Discovery in Data Science,pp.99-106.1999年3月18日
統計数理研究所Home Page関連箇所に試験的掲載 1998年2月,1999年3月改訂
「21世紀の人文社会科学データ・ライブラリー」(財団法人)世論調査協会と統計数理研究所共著 公開講演会 1998年9月
「Database of Cross-National Comparative Survey」 ISM国際シンポジウム Data Mining and Knowledge Discovery in Data Science 1999年3月

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

過去の統計数理研究所レポートを中心に、調査の課題、目的、責任者、サンプル抽出法とサンプル数等を明記したカタログを準備していく。 一方で、対応するデータ(調査表、コードブック、個表、etc.)を確認し、データベース整備に詳しい所外の研究者の協力も必要がある。本年度は特に、1985-1994年度に特別推進研究、試験研究 A(1) で収集した日欧米七ヶ国の国民性国際比較調査データを整備する。本年度は、さらにそのデータ・ベースの一部をコンピュター・ネットワーク上で公開し、一般の方々にも利用してもらえる体制をつくる準備と検討を行う。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

有藤 慎一

日経リサーチ企業調査局

今井 正俊

朝日新聞東京本社

杉山 明子

東京女子大学

鈴木 達三

帝京平成大学

吉田 裕亮

お茶の水女子大学