昭和621987)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

62−共研−67

専門分類

7

研究課題名

小児の心電図所見−同一例の長期間における推移−

フリガナ

代表者氏名

ムラヤマ マサヒロ

村山 正博

ローマ字

所属機関

聖マリアンナ医科大学

所属部局

医学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

小児の心電図を解析し,下記の項目を明らかにする。方法は,小学1年生2500名に12誘導心電図を記録し,6年後の中学1年時に再記録した。この2回の記録から(1)小1,中1の正常値の設定(2)成長に伴う心電図所見の推移(3)異常心電図の長期間における変化を研究する。


学校心臓検診として,心電図が広く行われるようになったが,小児心電図の判定基準はいくつかあるが十分とはいえず,また,長期間の変化について検討した報告は少ない。本研究では,小児心電図の正常域の設定,異常心電図の長期間における変化などを検討し,重症不整脈や突然死の発現の予測についても検討することを目的とする。方法は小学1年生2500名に12誘導心電図を記録し,6年後の中学1年時に再記録し,この2回の記録から成長に伴なう心電図所見の推移,異常心電図の長期間における変化を研究,検討する。
昭和62年度は,62年度の小学1年生,中学1年生各々,約2500名の12誘導心電図の記録など,データ収集を行ない,また,小学1年時,中学1年時の2度の心電図記録を終了した学年の心電図変化を検討中である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

学校心臓病検診とは別に,某企業従業員約4500名を対象に成人病検診を施行し虚血性心疾患の危険因子について検討し下記のように発表した。
(1)成人病検診における冠危険因子(数量化理論による検討)
動脈硬化vol15 No7 A87
(2)健常人の冠危険因子
投稿中


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

心電図の測定項目は約90(心拍数,電気軸,PQ間隔,QRS巾,不整脈など)あり,これらの各項目と,年齢,性,肥満,6年間の推移について統計処理し,検討する。
対象となる心電図は5000枚で,対比項目も多く,平均値,標準偏差などを求めるほか判別分析などを行う
また,これらから重症不整脈の発現や突然死の発現について予測する。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

駒澤 勉

統計数理研究所

田辺 一彦

聖マリアンナ医科大学

峯木 仁志

聖マリアンナ医科大学

三宅 良彦

聖マリアンナ医科大学