平成142002)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

14−共研−2013

専門分類

1

研究課題名

電子社会における統計的手法のニーズ把握のための基礎研究

フリガナ

代表者氏名

ムラカミ マサカツ

村上 征勝

ローマ字

Murakami Masakatsu

所属機関

統計数理研究所

所属部局

領域統計研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

19 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

電子社会といわれる今日、データは社会に溢れ、その処理・分析のため統計手法のニーズは高く、
製造業はもとより、銀行、証券会社、小売業等、どの分野の企業も統計の知識を有する人材を必要
としているといえる。しかしながら、具体的にどのような分野でどのような統計処理や方法のニー
ズがあるのかという点になると統計の研究者も教育者も適確に把握していない。したがって大学で
の統計教育が社会のニーズに適切に対応できているかということになると、疑問といわざるを得な
い。
 戦後の日本における統計学の発展は、社会調査、実験計画、品質管理等の社会が必要とする統計
分析の研究や教育に、統計研究者や大学での統計教育が適切に対応してきたことによってもたらさ
れてきたものである。そして、このような統計学の発展が社会の発展や工業の発展につながった。
 しかし当時は適切であった教育内容やカリキュラム編成が、世の中が大きく変わり、データの量
や質も変わり統計のニーズも変化したと考えられる今日もそのままでよいはずはない。
 本研究の目的は、企業、研究機関、自治体等における今日の統計のニーズを適確に把握すること
を試みると同時に、大学での統計教育がそのニーズに適切に対応できる状況にあるか否かを調べる
ことにある。
そのため本年度は以下のことを行った。
・社会における統計のニーズ把握のためのアンケート調査の準備
・大学での統計教育の現状把握のためのインターネットによる大学の統計科目に関するシラバ
スの収集
・ISI統計用語の日本語訳の作成
・統計教育のためのマルチメディア統計辞典の作成準備

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

・村上征勝(2003)データ分析を中心とした統計教育,数学教育学会誌,臨時増刊号,P89-91

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

新家 健精

福島学院短期大学

伊藤 孝一

宇喜多 義昌

小野 英夫

明星大学

景山 三平

広島大学

島田 俊郎

杉山 高一

中央大学

瀬尾 隆

東京理科大学

浜砂 敬郎

九州大学

程野 眞

松下 嘉未男

丸山 久美子

聖学院大学

三浦 由己

水谷 弘

水野 担

村上 正康

宿久 洋

鹿児島大学

渡辺 美智子

東洋大学