昭和621987)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

62−共研−3

専門分類

1

研究課題名

情報化時代の統計教育の研究

フリガナ

代表者氏名

マツシタ カメオ

松下 嘉米男

ローマ字

所属機関

 

所属部局

職  名

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

14 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

今日のような高度に情報化された社会において,小・中・高・大学での統計教育はどうあるべきか,また,パソコン,ビデオ等のメディアの利用をも含め,どのようにすれば効果的な統計教育を行えるかを,第一線の研究者・教育者が共同で研究し,日本の今後の統計教育に一つの指針を与える。


毎月1回定期的に研究会を開催し,小学校,中学校,高校における統計教育の実状の把握,問題点及びその解決法などに関して研究を行ったが,本年度は特に次の三点に関し重点的に研究を行った。
1.統計教育用資料(特に高校生用,大学生用の確率統計のテキスト)の収集及びその分析。
テキストの実物を収集することが費用の関係上できなかったため,図書館等を利用してテキストの目次をコピーし,それを用いて内容の分析を行った。
2.高校の先生を対象とした「確率・統計用語集」(仮題)の作成。
日本統計学会の統計教育推進委員会で行っていた「確率・統計用語集」の作成作業を引継ぎ,内容を再検討するとともに,統計学の歴史,高校教育において必要となる公式集,参考となる図書,統計教育用器機(電卓,乱数サイ等),パソコン用ソフトウェア等の項目を付け加える作業を行った。
3.文部省の教育指導要領の検討。
教育指導要領の改訂案について詳細な情報を収集し検討した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究成果は63年度中に日本評論社から「確率・統計用語集」(仮題)として出版する予定である。


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

毎月1回の研究会を通じての現状把握から始めて,統計教育の実態の分析,問題点の検討,その解決法の考案等を行うが,今年度は,統計教育用資料(特に高校生用・大学生用の確率・統計のテキスト)の収集及び分析と,ビデオ・コンピュータ等のメディアを利用した統計教育の実態の分析に重点を置く。
統計教育というような,取り扱う事柄が大きな研究を行うには,大学に統計学科が一つも存在しない現状では,統計の唯一の教育・研究機関である統計数理研究所を中心とした共同研究を行うのが最も効果的である。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

伊藤 孝一

 

上田 尚一

 

宇喜多 義昌

 

内田 良男

 

木村 等

香川大学

佐藤 良一郎

明星大学

柴田 徹

愛知大学

竹内 清

石巻専修大学

長谷川 政美

統計数理研究所

水野 坦

  

村上 征勝

統計数理研究所

村上 正康

千葉大学

山元 周行