平成282016)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

28−共研−2058

分野分類

統計数理研究所内分野分類

h

主要研究分野分類

2

研究課題名

高次元空間におけるハブネス現象解明

フリガナ

代表者氏名

スズキ イクミ

鈴木 郁美

ローマ字

Suzuki Ikumi

所属機関

山形大学

所属部局

理工学研究科

職  名

助教

配分経費

研究費

40千円

旅 費

40千円

研究参加者数

4 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

高次元空間では,我々が低次元空間で理解することがそのまま通じる訳ではなく,「次元の呪い」として知られる,一見不思議な現象が起こる. 例えば,空間の縁にデータが集中する現象は,次元の呪いの一つとして以前から知られていたが,最近,新たな次元の呪いとして,高次元データにはハブが出現する現象が報告された.

大規模高次元データは増える一方であるが,データ全体を理解した上での活用法は十分に開発されていない. 本研究の目的は,大規模高次元データの問題の一面であるハブネスの現象に着目し,ハブネスが起こる現象の数理解明,またその軽減を目的とした手法の開発を行うことである.

本年度の成果としては,共同利用の打ち合わせで「ハブネスはデータ密度を一定にすることで軽減される」という我々の成果にもとづき,ディープラーニングの手法がデータ密度を一定にするという報告を検証し,解析方法について議論を行い,手法開発に着手したことである.

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

ハブネスの軽減によるデモの開発を行い,公開を行った.
公開URL: http://hubness.yz.yamagata-u.ac.jp/demo/recsys/


研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

特になし.

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

小林 景

統計数理研究所

原 一夫

国立遺伝学研究所

福水 健次

統計数理研究所