平成2(1990)年度 共同研究実施報告書
課題番号 |
2−共研−41 |
専門分類 |
5 |
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研究課題名 |
シミュレーション法によるランダムな幾何学構造を持つスピン系の研究 |
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フリガナ 代表者氏名 |
カワムラ ヒカル 川村 光 |
ローマ字 |
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所属機関 |
大阪大学 |
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所属部局 |
教養部 |
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職 名 |
助教授 |
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所在地 |
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TEL |
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FAX |
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URL |
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配分経費 |
研究費 |
0千円 |
旅 費 |
0千円 |
研究参加者数 |
2 人 |
研究目的と成果(経過)の概要 |
前年度よりランダムな構造を持った系の内部自由度(例えば磁性体のスピン)の秩序状態に於ける諸性質及び秩序化に伴う相転移現象の解明を,特に所謂“スピングラス”として知られる一連のランダム磁性体を対象に行なってきた。本研究では前年度の研究の結果強く示唆されたスピングラス特有の“カイラリティ自由度”の秩序化現象を計算機シミュレーションによってより詳しく解析しランダムな系の秩序化現象の本質の解明を目指す。 |
当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) |
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研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 |
本研究ではモンテカルロ法,分子動力学法及びクエンチ法による計算機シミュレーションを主要な研究手段として予定している。モンテカルロ法では大量かつ良質の一様乱数が必要となる。統計数理研究所に設置されている乱数発生器から生成される乱数は通常使われている擬似乱数における周期性等の問題が存在せず,信頼性のあるシミュレーションが可能であり,前年度の研究に引き続き今回も統計数理研究所の乱数発生装置が非常に重要な役割りを占める。また,クエンチ法ではデータをランダムネスやスピンの初期条件を変化させて繰り返し(〓〜〓回)計算し平均を取る事が必要であり,大型計算機の有効な利用と信頼性のある統計処理が不可欠である。以上の手段によりスピングラスに特有な物理量であるカイラリティの特異な挙動を2次元及び3次元双方の場合について詳しく調べ実験的に観測されている相転移現象との関連を明らかにしたい。 |
研究参加者一覧 |
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氏名 |
所属機関 |
種村 正美 |
統計数理研究所 |