平成152003)年度 一般研究1実施報告書

 

課題番号

15−共研−1016

専門分類

7

研究課題名

喘息発作の環境因子によるモデル

フリガナ

代表者氏名

シミズ サトル

清水 悟

ローマ字

Shimizu Satoru

所属機関

東京女子医科大学

所属部局

医学部

職  名

助手

所在地

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研究目的と成果(経過)の概要

喘息発作発現に影響を及ぼすと考えられる諸因子(気象、大気汚染物質等)と喘息発作による受
診数との関係を、時系列解析により、その関係を明らかにしようとした。ことに,気象と大気汚染
物質との関係から、大気汚染物質環境濃度の時空間的変動を予測しようとした。
 複数年にわたり観察された夜間急病センターの喘息受診数と気象因子(気温、湿度、水蒸気圧、
気圧、風速等)及び大気汚染物質(二酸化硫黄、窒素酸化物、粒子状物質、オゾン等)環境濃度と
の関係を時系列解析の手法を用いて検討した。
 従来、喘息発作と大気汚染物質の関係を,汚染質因子の変化率[ri(n)]すなわち,
 ri(n)=Δti(n)/ti(n-1)
が影響するモデルで検討してきたが、他のモデルの適用を検討した。
 また夜間急病センター受診の喘息発作患者以外に、通常診療時間受診患者数と諸因子(気象、大
気汚染物質等)との関係について検討した。さらに、喘息以外の疾患による受診動向に気象、大気
汚染物質などの影響がみられるか調査を行った。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

清水 悟:喘息発作受診の季節集中性と環境諸因子の関連?トレンドの増加率の影響評価?。
統計数理,45,343-357,1997
Rahman,Md.M.,Ishiguro,M.and Shimizu,S.:Estimating linear relationships
among multiple trends of nonstationary time series.Research Memorandum,755,2000
清水 悟,香川 順,石黒真木夫:環境諸因子の変動と喘息発作による救急外来受診者数の動向。
アレルギー,50(7),612-620,2001

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

Rahman Moshiur

Jahangirnagar University

石黒 真木夫

統計数理研究所