昭和62（1987）年度　共同研究実施報告書

課題番号	62−共研−83			専門分類		8
研究課題名	人間関係意識の国際比較方法の研究
フリガナ 代表者氏名	ハヤシ　チキオ 林　知己夫			ローマ字
所属機関	統計数理研究所
所属部局	名誉教授
職　　名
所在地
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配分経費	研究費	0千円	旅　費		0千円		研究参加者数	5　人

研究目的と成果（経過）の概要

欧米諸国における歌舞伎公演観客アンケートの分析を通して，各国間の感動の構造，人間関係意識の国際比較を行う。これらのデータを通して，新しい視点に立つ分析方法を開発し国際比較研究，国際相互理解の核となる情報をとり出す。


これまでに分析してきたアメリカ，イギリス，フランスのデータを再分析し，自由回答について詳しい分析を進めるため整理しデータとして入力するためのポイントとなる言葉を抜き出す作業を進めた。また，関連した調査の自由回答の翻訳を通して回答の仕方に国による違いのあることがわかった。イギリスは文章が長く，ドイツでは単語的である。歌舞伎アンケートにおいてもイギリスは非常に長い意見が書かれており，このことが単にアンケート調査のみでなく，一般の傾向であることがわかる。このような表現の仕方も踏まえて今後も内容の分析をすすめ，各国間の感動の構造，人間関係意識の情報を引き出す。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

６０年６１年度にこれまでのアメリカ，イギリスのデータをコンピュータ入力し，分析をおこなってきた。自由回答も整理して入力し，データ解析の手法による分析をおこない，又，新たに得られたフランスのデータも加えている。
６２年度はソ連での歌舞伎公演アンケートと日本国内のものも加えて，数量化の方法などによる分析をおこなって，国際比較研究の核となる感動の構造，人間関係意識についての情報をひき出す

研究参加者一覧
氏名	所属機関
河竹　登志夫	早稲田大学
高師　昭南	武蔵野美術大学
鈴木　達三	帝京平成大学
林　文	東洋英和女学院大学