昭和601985)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

60−共研−28

専門分類

5

研究課題名

発電所連接水系の最適運用

フリガナ

代表者氏名

アカイケ ヒロツグ

赤池 弘次

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

名誉教授

職  名

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

9 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

河川の上流域から下流域にかけて数ケ所に散在する発電所ダムを組織的に制御し,水資源を効率的に利用する為の統計的手法を開発することをめざす。


1.9月下旬,九州電機製造株式会社側研究員が上京し,統計数理研究所において筑後川,玖珠川流域の発電所,ダム,水位計,雨量計の位置関係水資源の現状と問題点について説明し統計研側研究者と今後の研究の進め方について議論した。
2.統数研側の研究者が現地に行き連接水系の位置関係や地形などを実地調査した。
3.九州電機側では2月5日以降,ダム水位,放流量,雨量などの詳細なデータを記録し,フロッピーディスクに入れて解析の為に統数研に送りはじめたが,統数研側の解析プログラムは殆んどFORTRANで動いている為,データの変換が必要でこの点が現在ネックになっている。
4.連接水系の制御モデルをつくるには少くとも一年間の継続データが必要で,なお引き続き共同研究を続けていく必要がある。全部データがそろうまでは一部のデータ(比較的大雨の時期を含む)を使って実験的なモデル化の試みを続ける予定である。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

数カ所に散在し互いに関連するダムの全体を大規模システムとしてとらえ,その解析を行う。そのためにまず九州北部地域の問題のダムを実地に見学に行く。九州電機製造株式会社の協力で統計計算処理のための関連データを入手する。入手したデータを解析し,予測効率の意味で最適なモデルを導出する。システム全体の効率的な制御法を考案する。以上の手続きを計算機プログラムの形で具現化する。そのために予測制御系の大規模システム研究部門,予測部門,制御部門,数値最適化部門の研究者と九州電機製造株式会社の研究者とが協力しながら研究をすすめる。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

青木 正直

大阪大学

荒畑 恵美子

統計数理研究所

石黒 真木夫

統計数理研究所

尾崎 統

統計数理研究所

北川 源四郎

統計数理研究所

田辺 國士

統計数理研究所

田村 義保

統計数理研究所

中村 秀雄

日本ベーレー株式会社