平成51993)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

5−共研−62

専門分類

7

研究課題名

細胞分枝過程における有向ベクトルの空間パターン解析

フリガナ

代表者氏名

アリタ セイザブロウ

有田 清三郎

ローマ字

所属機関

関西医科大学

所属部局

教養部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

5 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

細胞の分枝過程において,細胞はある種の規則性を持って空間を占めてゆく事が知られている。この分枝過程を生物学の実験データや知見を基に数学的モデルを作り,有向ベクトルを持った空間パターンの解析とコンピュータシミュレーションによって,細胞分枝過程の数理的記述を試みる。


細胞の分枝過程において、細胞はある種の規則性を持って空間を占めてゆく事が知られている。この分枝過程を生物学の実験データや知見を基に数学的モデルを作り、有向ベクトルを持った空間パターンの解析とコンピュータシミュレーションによって、細胞分枝過程の数理的記述を試みた。
キノコ等の胞子をシャーレにまいたとき、時間経過と共に細胞はある規則性を持って空間内を占めてゆく。その空間占有過程は、動きを持った有向ベクトルのダイナミック空間パターンを形成する。一核菌糸を対象に、培養生データを基にして、これを有向ベクトルの空間パターン解析とコンピュータシミュレーションによって、細胞分枝における空間占有過程の数理的記述を試みた。
また、異種類のキノコ、複数個の胞子のテリトリー関係、それらの相互関係についても解析を行った。
この研究成果の一部は1993年9月韓国延世大学医学部の研究会(招待講演)で発表した。また近くこの研究結果をまとめる予定である。なおこの研究は有向ベクトル解析の医療の別の研究分野(糖尿病時系列解析)への大きな一歩となった。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

1.有田清三郎:細胞分枝過程における確率モデル 関西医学統計研究シンポジウム '93年6月(大阪)
2.S.Arita:Mathematical model for the growing process of cells and its computer simulation.
Japan-Korea Medical Eng.Conf.at Yonsei Univ.1993.Sept.(Korea)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

キノコ等の胞子をシャーレにまいたとき,時間経過と共に細胞はある規則性を持って空間内を占めてゆく。その空間占有過程は,動きを持った有向ベクトルのダイナミック空間パターンを形成する。
一核菌糸を対象に,培養生データを基にして,これを有向ベクトルの空間パターン解析とコンピュータシミュレーションによって,細胞分枝における空間占有過程の数理的記述を試みる。
また,異種類のキノコ,複数個の胞子のテリトリー関係,それらの相互関係についても解析を行う。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

種村 正美

統計数理研究所

堀 義巳

川崎医療福祉大学

美祢 弘子

川崎医療福祉大学

米田 正也

川崎医科大学