平成3(1991)年度 共同研究実施報告書
| 課題番号 | 3−共研−39 | 専門分類 | 5 | |||||
| 研究課題名 | 計算機実験における統計的問題の研究 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | タネムラ マサハル 種村 正美 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||
| 所属部局 | 調査実験解析研究系 | |||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 5 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 多数の粒子で構成される系の統計力学的振舞いを調べる方法として,実験室での実験の他に計算機を用いたシミュレーションが行なわれるが,その計算方法や結果に関して解釈の問題・データ処理の問題など統計学的に注意を要する問題が山積している。今回,分子動力学法およびモンテカルロ法を含めた広い立場から追求したい。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| M.Tanemura, Models and simulations of random structures of particles, Acta Stereologica,Vol.11/Suppl.1992年6月 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 現在までの共同研究において,われわれは主として分子動力学法に基づく計算機実験において現われる統計的諸問題について研究を行なつてきた。その動機は,分子動力学法が粒子の運動を決定論的に追跡する方法であるにも拘らず種々の統計的問題が潜在することがしばしば見過ごされる点にあった。計算機実験の手法は,近年ますます多様化しつつあり,上記の問題は計算機実験全般の問題である。今回の研究では,相転移現象における相転移点を定める際に必要な自由エネルギーの計算に現われる問題点をモンテカルロ法,分子動力学法の両方から研究したい。具体的には液相,固相転移について調べる。共同研究者は以前からこの問題に関わっており,統計数理研究所の共同研究にふさわしい。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 上田 顯 | 京都大学 | 
| 小川 泰 | 筑波大学 | 
| 荻田 直史 | (株)日本電算企画 | 
| 松田 博嗣 | 九州大学 |