平成172005)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

17−共研−2043

専門分類

7

研究課題名

ブナ林の遺伝構造とその解析のための空間統計学

フリガナ

代表者氏名

シマタニ ケンイチロウ

島谷 健一郎

ローマ字

Shimatani Kenichiro

所属機関

統計数理研究所

所属部局

モデリング研究系

職  名

助手

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

4 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

本研究では、ブナ天然林の空間的遺伝構造の分析を基に,森林生態系の基礎を考察し,造林・育林等の施業計画への知見を与え、さらに遺伝子保全を考慮した天然林管理への応用を目標としている。

本年度の調査研究は,以下のように進行した.

2005年
4−5月 八甲田調査区におけるプロット設定(計3回の野外作業)
6−7月 八甲田調査区において植生調査、立木計測及びDNA分析のため約600本からサンプルを採取(計3回の野外調査)、研究打ち合わせ
10-11月 八甲田調査区において立木測量のつづき,プロット整備、研究打ち合わせ

2005年9月?2006年3月 マイクロサテライト分析(未完了)

4年を費やして設定した調査地における最初のデータは、簡単な計算を踏まえて昨年度、日本林学会和文誌に投稿し、5月に審査結果が返送された。レフリーからのコメントに基づく修正を行えば掲載可能という審査結果だったが、それでは論文の本来の主張を失う可能性もあり、投稿を取り下げ、代わって内容を若干改めて8月、日本生態学会誌に投稿した。
しかし今度は学会誌の方向性と合致しないとの理由で却下された。そこで、さらに修正の後、東北森林科学に1月、投稿した。最初の審査結果が3月に返送され、検討を行った。

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

【論 文】
母樹保残施業後に更新したブナ二次林の現状植生と遺伝的多様性
高橋誠・星野大介・宗原慶恵・島谷健一郎
東北森林科学へ投稿・審査中

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

木村 恵

東北大学

陶山 佳久

東北大学

高橋 誠

林木育種センター