平成15（2003）年度　一般研究１実施報告書

課題番号	15−共研−1018	専門分類	7
研究課題名	含歯性嚢胞と良性腫瘍との鑑別点についての研究
フリガナ 代表者氏名	イケシマ　アツシ 池島　厚	ローマ字	Ikeshima Atsushi
所属機関	日本大学
所属部局	松戸歯学部
職　　名	助教授
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研究目的と成果（経過）の概要

X線写真で極めて類似した疾患のうち、含歯性嚢胞と含歯性の良性腫瘍があり、両者の鑑別は極めて困難と
されている。これらの間の鑑別診断における指標を検討するために、資料として日本大学松戸歯学部付属歯科
病院を受診し、病理組織学的に診断の確定した症例を抽出した。これらの症例における年齢、発生部位、病巣
の面積、関連した埋伏歯における付着部位等の多変量データーの性質をデンドログラムで検討した。
　その結果、一部データーの性質の違いが発見され、今後の検討課題となった。また、多変量データーが揃っ
た症例が少ないために統計処理以前に推定(最尤法)等を行うべきかどうかも検討課題である。
　最終的には判別分析を行って含歯性嚢胞群と含歯性の良性腫瘍群との境界値を算出し、今後の鑑別診断の手
助けに使用する目的で検討中である。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

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研究参加者一覧
氏名	所属機関
田村　義保	統計数理研究所