平成232011)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

23−共研−2047

分野分類

統計数理研究所内分野分類

f

主要研究分野分類

1

研究課題名

統計情報資源ナビゲーション・システムの現代化

フリガナ

代表者氏名

マルヤマ ナオマサ

丸山 直昌

ローマ字

Maruyama Naomasa

所属機関

統計数理研究所

所属部局

データ科学研究系

職  名

准教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

257千円

研究参加者数

9 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

統計情報資源ナビゲーション・システムを現代の要請に合うように改訂するこ
とがこの共同研究の目的である。研究参加者相互の意見交換を通して改訂の方
向性を見定めることが初年度の活動として重要であるため、2011年10年17日に
研究集会を開催した。当日は以下のような表題と内容の講演を各参加者が行い、
意見交換を行った。これにより今後の方向性について研究参加者間の意識統一
が計られた。

11:00-12:00 統計情報資源ナビゲーション・システムの過去・現在・未来
丸山 直昌(統計数理研究所)
1990年代に開発着手された統計情報資源ナビゲーション・システムの歴史を振
り返り、今後の進むべき方向性について話題提供を行った。これまでのシステ
ムにおいてデータベース機能が大きな比重を占めていたことに対し、今後は統
計関連コンテンツのアクセス拠点としての機能を充実してゆく方向性への転換
を目指すべきとの視点を提示した。

13:30-14:15 北海道大学における大学情報データベースおよびその周辺に関する報告
水田 正弘・南 弘征(北海道大学)
北海道大学における大学情報データベースおよび学術成果コレクションHUSCAP
の概要を紹介した。特に、大学の評価・広報の観点からこの種のデータベース
の役割、問題点について報告した。また、関連事項としてデータベースシステ
ム運用等における認証機構の現況を紹介し、シングルサインオンシステムや広
域認証技術について、実例などを交えて報告した。

14:30-15:15 統計関連コンテンツの利用と評価について
森 裕一(岡山理科大学)
統計情報資源の種類と利活用法をまとめた後,データセットと解析事例のXML
データベースを中心とし,主に教育用に提供しているDoSS@d(データ指向統計解
析環境,http:// http://mo161.soci.ous.ac.jp/@d/indexj.html)の基本機能の
紹介と,本システム上で動くデータセットの評価方法およびコンテンツ提供シス
テムの試みについて説明した。さらに,統計関連コンテンツの有効性評価への可
能性について言及した。

15:30-16:15 自由討論

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

http://hyperws1.ism.ac.jp

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

2011年10月17日開催
共同研究(一般研究2)「統計情報資源ナビゲーション・システムの現代化」会合
11:00-16:30 統計数理研究所セミナー室5(D313,D314)
参加者 8名

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

大隅 昇

統計数理研究所

清水 信夫

統計数理研究所

垂水 共之

岡山大学

中村 永友

札幌学院大学

林 篤裕

九州大学

水田 正弘

北海道大学

南 弘征

北海道大学

森 裕一

岡山理科大学