平成31991)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

3−共研−60

専門分類

7

研究課題名

母体血中ホルモン値による分娩(飛来)時期の予測の検討

フリガナ

代表者氏名

ヤナイハラ タクミ

矢内原 巧

ローマ字

所属機関

昭和大学

所属部局

医学部

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

7 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

人間の分娩発来周辺で各種ホルモン値はダイナミックに変動する。この事は矢内原らが長年研究してきたが,更に進めこの変動の様を数量化並びに多変量解析等の統計処理により分娩予定日の予測の可能性を検討したい。分娩予定日の予測は産婦人科にとって未解決の興味ある問題である。


妊娠の末期には母体血中の各種ホルモンは分娩の発来にむけて変化するが、それらの値の変化より分娩日を予測する試みはない。分娩発来の前日、7、15日前のホルモン環境が明らかに異なることは多変量解析(主成分分析、判別分析)によって証明したが、本年度は妊娠末期の血中ホルモン値から分娩発来日を予測することを目的として研究を行った。
各種ホルモン値を変数とし馬場の開発した星座グラフの手法により分娩日までの日数をグラフ上に視覚化することが可能であることが判った。多数のホルモンの中からその予測に必要なホルモンの送別が次の課題として残っている。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

共同研究として以下の事を行う予定である。
1.医学的な情報を統計的な情報に変換する。2.データを分類・整理,吟味し解析のための基礎資料を整備する。3.それらに基ずいて予測式の決定に必要な統計処理方法を開発する。4.更に本結果の理解を容易にする為,多次元グラフ解析による表現を考察する。5.本システムの有用性を昭和大学において検討し更に良いものに改良する。
これらを行うには,矢内原他(昭和大学)と多次元グラフに関する知識を有する馬場(統数研)及び医学的診断における多変量解析についての知識を有する杉山(中央大),鈴木(電通大)の協力を必要とする。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

河合 清文

昭和大学

斎藤 裕

昭和大学

杉山 高一

中央大学

鈴木 和幸

電気通信大学

馬場 康維

統計数理研究所

平戸 久美子

昭和大学