平成10(1998)年度 共同研究A実施報告書
| 課題番号 | 10−共研−97 | 専門分類 | 9 | |||||
| 研究課題名 | 大気汚染の発生源寄与率を推定する統計的方法の研究 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | サトウ マナブ 佐藤 学 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 広島大学 | |||||||
| 所属部局 | 工学部 | |||||||
| 職 名 | 助教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 5 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 人体に悪い影響を慢性的に与えるといわれている大気中の粒子状物質について、その発生源を推定してそれぞれの寄与率を統計的に見積もる方法を研究する。従来の研究では、発生源から観測地点までの物質の変化の構造やモデルに含まれる係数が決定論的に論じられていた。統計的モデルを導入して解析することによって、データに何を仮定したかが明確になり、また、推定誤差の評価も可能となる。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| SETO Sinya 他, Analysis of precipitation chemistry at a rural site in Hiroshima prefecture, Japan, Atmospheric Environment, 掲載予定. | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| (1)主要な発生源の個数を決定する問題に対して、統計的検定法の導出を試みたりAICの適用について考えてみたい。(2)微量の元素を測定することが技術的に困難であることから、観測値が「検出限界以下であった」と報告されてくることが少なくない。そのため、従来は値をゼロとみなして取り扱うことが多かった。ここでは打切分布や切断分布を考慮したモデルを構築して、データが持つ情報をより多く活用することを試みたい。統計数理研究所は第一線の研究者を擁しており、計算機資源にも恵まれている。そのため、共同研究を行うことで多くの成果を期待しうる。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 大瀧 慈 | 広島大学 | 
| 金藤 浩司 | 統計数理研究所 | 
| 瀬戸 信也 | 広島県保健環境センター | 
| 橋本 哲男 | 統計数理研究所 |