昭和611986)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

61−共研−27

専門分類

5

研究課題名

雑音と線形応答の数理的研究

フリガナ

代表者氏名

タムラ ヨシヤス

田村 義保

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計計算開発センター

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

6 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

平衡からわずかだけ外れた系についての線形応答の統計力学の数学的(確率過程論)な枠組みを明らかにする。すなわち,線形応答理論におけるいくつかの仮定の間の関係(独立性など)と,その仮定の一般化について明らかにする。とくに,非平衡状態における応答,また,時間が離散的な系(時系列の与えられた系)のゆらぎと応答への一般化を考える。


共同研究実施状況
異なる分野の研究者(確率過程論,物性理論統計力学,統計学,システム工学)が,共通の問題である線形応答の研究について議論を交し,理論を発展させるという目的で計画された研究である。61年度は,一度だけ統計数理研究所に全員が集まり,2日間議論を行った。その他機会があるごとに,共同研究者間で議論を行っている。
研究成果
異なる分野で研究を行っているが,共通する問題を扱っていても,用語,記法等の不統一のため意志の疎通が良くなかった。この点については,2日間の議論で改善の兆しが見えてきた。研究そのものについては,まだまだ深めて行く必要があり,62年度も継続して研究していく。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

平衡からわずかだけ外れた系についての線形応答の統計力学の数学的(確率過程論)な枠組みを明らかにする。すなわち,線形応答理論におけるいくつかの仮定の間の関係(独立性など)と,その仮定の一般化について明らかにする。とくに,非平衡状態における応答,また,時間が離散的な系(時系列の与えられた系)のゆらぎと応答への一般化を考える。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

岡部 靖憲

東京大学

岸田 邦治

岐阜大学

北原 和夫

東京工業大学

篠原 昌彦

東京女子大学

宗像 豊哲

京都大学