平成27(2015)年度 一般研究2実施報告書
| 課題番号 | 27−共研−2011 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | a | ||||||
| 主要研究分野分類 | 4 | |||||||||
| 研究課題名 | データ同化計算による放射線帯シミュレーションの感度解析法の開発 | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ミヨシ ヨシズミ 三好 由純 | ローマ字 | Miyoshi Yoshizumi | |||||||
| 所属機関 | 名古屋大学 | |||||||||
| 所属部局 | 宇宙地球環境研究所 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 23千円 | 研究参加者数 | 3 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 地球周辺の宇宙空間には、放射線帯と呼ばれる高エネルギー粒子群が存在する領域がある。この高エネルギー粒子の時間変動を記述するために、従来、輸送拡散項と消失項からなるFokker-Planck方程式にもとづいて、粒子拡散による位相空間密度の時間・空間発展の計算が行われてきた。一方、近年の放射線帯の研究からは、粒子拡散以外の物理過程が放射線帯の加速過程に影響を及ぼしている可能性が指摘されるとともに、粒子のエネルギーによって異なったふるまいを示すこと可能性が指摘されている。本研究グループでは、これまで粒子フィルターを用いたデータ同化研究によって、上記の粒子拡散に加え、消失過程、そして内部加速項の推定を行い、それぞれの項の推定を行ってきた。本研究では感度解析法を適用し、それぞれの項の相対的寄与を定量的に評価することを目的としている。本年は、放射線帯シミュレーションに適用するための計算手法の検討を継続するとともに、感度解析の予備的な計算として、オーロラ活動指数であるAU指数の予測方程式を構築し、そのデータ同化計算を実施した。また、粒子数を増やした大規模計算を行うために並列化を進めた。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| データ同化を用いたオーロラ活動指数変動の予測、山本凌大、三好由純、町田忍、上野玄太、宮下幸長、能勢正仁、電離圏・磁気圏モデリングとデータ同化研究集会 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
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| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 上野 玄太 | 統計数理研究所 | 
| 山本 凌大 | 名古屋大学 |