平成242012)年度 一般研究2実施報告書

 

課題番号

24−共研−2100

分野分類

統計数理研究所内分野分類

j

主要研究分野分類

8

研究課題名

スポーツデータの統計解析に関する研究

フリガナ

代表者氏名

サカオリ フミタケ

酒折 文武

ローマ字

SAKAORI FUMITAKE

所属機関

中央大学

所属部局

理工学部

職  名

准教授

配分経費

研究費

40千円

旅 費

100千円

研究参加者数

6 人

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

 欧米諸国を中心として, 野球, アメリカンフットボール, バスケットボールなど様々なスポーツの現場において, 選手や戦術の評価やチームマネジメント等を目的としてデータ収集や統計分析が行われつつある. 統計科学の活用はスポーツの発展に欠かせないものとなってきているが, データが複雑化・大規模化しつつある現状から, 現場からの統計科学への期待やニーズは益々高まっているといえる.
 このような状況を鑑みて, 本研究では (1) 複雑で大規模なデータを用いた高度な統計モデルの開発と適用, (2) 現場や実務家とのより密接な交流の促進, に取り組んだ. (1) に関して, 昨年度に引き続き「スポーツデータ解析コンペティション」を開催した. 野球及びサッカーに関する大規模なデータを参加者に貸与し, それらに基づいた統計モデルの構築・指標の開発等にそれぞれが取り組んだ. シンポジウムを2回開催し, 研究の交流や意見交換を行うとともに, コンペティションとして競い合うことで研究のさらなる進展を促進した. (2) に関して, 2回のシンポジウムにおいてスポーツ現場の第一線で活躍する実務家およびマスコミ関係者による招待講演を設け, スポーツ現場の現状やニーズについて認識を深めるとともに研究交流を進めた. また, コンペティションに関する勉強会の開催, SNSを通じた情報共有等を通じて, (1)(2)双方が円滑に進むよう工夫した.

 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

2回のシンポジウムにおけるプログラム等は以下のウェブサイトを参照.
http://estat.sci.kagoshima-u.ac.jp/sports/

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

<勉強会>
テーマ:スポーツ統計科学
日時:2012年12月8日 13:00〜17:00 
場所:中央大学後楽園キャンパス
参加者数:40名

<シンポジウム>
テーマ:スポーツ統計科学
日時:2013年3月4日 10:25〜17:05 
場所:中央大学後楽園キャンパス
参加者数:90名

<シンポジウム>
テーマ:スポーツ統計科学
日時:2013年3月27日 13:00〜17:50 
場所:立教大学池袋キャンパス
参加者数:80名

 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

田村 義保

統計数理研究所

鳥越 規央

東海大学

ホン チョンスン

SungKyunKwan University

宿久 洋

同志社大学

山口 和範

立教大学