平成9(1997)年度 共同研究A実施報告書
| 課題番号 | 9−共研−97 | 専門分類 | 8 | |||||
| 研究課題名 | 源氏物語の計量分析 | |||||||
| フリガナ 代表者氏名 | ムラカミ マサカツ 村上 征勝 | ローマ字 | 
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| 所属機関 | 統計数理研究所 | |||||||
| 所属部局 | 領域統計研究系 | |||||||
| 職 名 | 教授 | |||||||
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| 配分経費 | 研究費 | 0千円 | 旅 費 | 0千円 | 研究参加者数 | 6 人 | ||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 源氏物語は、平安時代の文献の中でももっとも多くの異なり語を持つ物語であり、量的にも質的にも平安時代日本語の宝庫といえる。本研究は、源氏物語を、統計的手法を用いて言語的特徴を計量分析し、現在まで未解決のまま至っている著者複数説や、成立過程における後期挿入説などを検証していくと同時に、他の平安期の文献にも応用できる方法を確立し、平安期日本語の特徴を明確にしてゆくものである。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 上田英代、村上征勝他、「源氏物語の数量分析」 人文科学における数量分析(2) 1997,3 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 源氏物語の各巻における各品詞の使用頻度、接続関係、文の長さ、和歌の使用率などの各種の情報を用い、計量的な特徴を把握するため平成3年より研究を開始した。平成6年には作成した単語分割済みの品詞情報付きのデータベースを用い、源氏物語語彙用例総索引−自立語篇−全5巻を、平成7年に付属語篇−全5巻を出版し、さらに、平成8年度中に「紫式部日記」の語彙用例総索引を出版する予定である。平成9年度は各種単語の出現率、各品詞の接続関係等の情報を計量分析し、著者複数説、後期挿入説に対する一つの解答を出してゆく。更に「山路の露」、「雲隠六帖」のデータ入力、校正、分かち書き等を行ない、 併せて考察する。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 今西 裕一郎 | 九州大学 | 
| 上田 英代 | 古典総合研究所 | 
| 上田 裕一 | もとぶ野毛病院 | 
| 樺島 忠夫 | 
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| 岸野 洋久 | 東京大学 |