平成16（2004）年度　一般研究１実施報告書

課題番号	16−共研−1010	専門分類	5
研究課題名	複雑系の相転移の数値的研究
フリガナ 代表者氏名	カソノ　カツミ 加園　克己	ローマ字	Kasono Katsumi
所属機関	東京慈恵会医科大学
所属部局	医学部医学科
職　　名	講師
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研究目的と成果（経過）の概要

計画の一部「反強誘電性液晶の秩序相と相転移」の研究を主に行った。
短冊形の液晶分子の相転移について集中的に調べた。
剛体相互作用を仮定し、液晶相転移を調べた。球を5×2個ならべ、短冊形
分子とした。分子濃度を変えてシミュレーションを行い、
等方液体相,ネマチック相,スメクチック相、2軸性スメクチック相
が、現れることを確認した。しかし,このシミュレーションは体積一定であり,
圧力が異方的になる恐れがあるので,圧力一定でのシミュレーションを行う
ことにした。成果はまだ途中であり、以下の当該研究に関する情報源[3]で発表した。
圧力一定の計算においても、(ネマチック相を除いた)上記の各相の出現を確認した。

当該研究に関する情報源（論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等）

[1]小野,加園。短冊型分子の液晶相転移のシミュレーション。
日本物理学会第59回年次大会講演概要集59-2。九州大学。
[2]Ikuo ONO and Katsumi KASONO.
Investigations on biaxial liquid crystal phase of rectanglar molecules by
numerical simulation.
Abstracts of IUPAP 22nd International Conference on Statistical Physics.
Bangalore,India 268(2004)
[3]加園,小野。短冊形分子の液晶相転移のシミュレーション?。
日本物理学会2004年秋季大会講演概要集60-2。青森大学。
[4]小野,加園。短冊形液晶分子の相転移のシミュレーション。
2004年日本液晶学会討論会予稿集。名古屋大学。

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研究参加者一覧
氏名	所属機関
小野　いく郎	東京工業大学
田村　義保	統計数理研究所