平成28(2016)年度 一般研究1実施報告書
| 課題番号 | 28−共研−1002 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | a | ||
| 主要研究分野分類 | 4 | |||||
| 研究課題名 | 固体地球科学のシミュレーションモデルと観測データに適用可能なデータ同化法の開発 | |||||
| フリガナ 代表者氏名 | ナガオ ヒロミチ 長尾 大道 | ローマ字 | Nagao Hiromichi | |||
| 所属機関 | 東京大学 | |||||
| 所属部局 | 地震研究所 | |||||
| 職 名 | 准教授 | |||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
|  データ同化はベイズ統計学や最適化理論を基礎として数値シミュレーションモデルの状態変数やパラメータを推定する手法であり、気象学・海洋学・統計科学等の分野で手法開発や応用研究が広く行われてきた。近年、地震学においても、断層すべりのシミュレーションモデルに対するGNSSデータ同化や地震活動データ同化などの研究が進展しつつあるが、これまでの研究は比較的小自由度の問題に対する既存の同化手法の適用にとどまっていた。より現実的なモデルに対するデータ同化を可能にするためには、強非線形性への対応や大自由度系に適用可能な手法の開発が必要となる。本課題では、データ同化手法に詳しい気象学・海洋学・統計科学の研究者とモデル・観測データに詳しい固体地球科学の研究者が共同研究を行うことにより、大自由度モデルや強非線形性を持つモデルに適用可能なデータ同化手法の開発を行う。モデルとしては、これまでにO(103)程度以下の小〜中自由度モデルを用いた研究が進展している準静的な断層すべりのシミュレーションモデルをはじめ、地震活動モデルや火山噴火モデル等を対象とする。このような手法の開発は、固体地球科学分野で現実的なモデルを用いたデータ同化を実現するための基礎となる。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| ■論文発表 | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 1. 観測ノイズ分散共分散行列のパラメータ推定手法, 2016年6月30日, 東京大学地震研究所 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 伊藤 耕介 | 琉球大学 | 
| 岩田 貴樹 | 常磐大学 | 
| 小屋口 剛博 | 東京大学 | 
| 庄 建倉 | 統計数理研究所 | 
| 鶴岡 弘 | 東京大学 | 
| 中野 慎也 | 統計数理研究所 | 
| 福田 淳一 | 東京大学 |