平成71995)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

7−共研−20

専門分類

2

研究課題名

パソコンUNIXによる統計データ解析環境の構築

フリガナ

代表者氏名

マルヤマ ナオマサ

丸山 直昌

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

調査実験解析研究系

職  名

助教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

10 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

IBM−PC互換パソコンにUNIXを実装し,文書作成ソフト,数式処理ソフト,統計計算ソフトをコンピュータの素人でも使えるように実装して統計学研究者の日常的な計算機需要を満たすシステムとし,配布する。


FreeBSD Version 1.151 を実際にノートパソコン上に実装し、非専門家が使用する上でどのような問題があるか具体的に検討を行ない、初心者向けインストールキットの試作版を作った。インストールはイサーネットインターフェースを用いてネットワーク経由で行なうことを目標にし、そのために
(1) Allied Telesis: SIC-Dyna ET
(2) 東芝: J31EAE01
(3) 3Com 3C509-TP
(4) 3Com PCMCIA LAN カード 3C589B-TP
(5) 東芝 PCMCIA LAN カード LANCT00A
の5つのネットワークハードウェアに対応するための改造を行なった。
1996年3月上旬には共同研究者が統計数理研究所に集まる機会を持ち、上記の諸点に関して意見交換、並びに実機を用いたテストを行ない、1996年度にこれらの成果を FreeBSD Version 2.1 上に移すための問題点を調べた。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

IBM−PC互換パソコン上の無償のUNIXは最近いくつか発表されているが,コンピュータの専門知識がないと実装と初期設定が困難である。また,実用に耐えるシステムとするにはUNIXの基本部分だけでは不足である。本共同研究では,統計学研究者の実際の計算機需要を調査のうえでどのようなシステム構成とするかを決定し,そのためのハードを選定して,実装作業を行ない,コンピュータ非専門家でも利用可能なかたちで提供する。これらの作業を行なう上で,統計数理研究所で統計ソフトウェアの開発を行なっている研究者と,所外のUNIXソフトウェア研究者の協力が必要である。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石黒 真木夫

統計数理研究所

桂田 祐史

明治大学

神保 雅一

岐阜大学

高山 信毅

神戸大学

竹村 彰通

東京大学

中野 純司

統計数理研究所

野呂 正行

(株)富士通研究所

林 祥介

東京大学

南 弘征

小樽商科大学