昭和63(1988)年度 共同研究実施報告書
課題番号 |
63−共研−81 |
専門分類 |
7 |
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研究課題名 |
マウスの睡眠・覚醒深度基準(Vigilance±n)の作成 |
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フリガナ 代表者氏名 |
アズマ コウジ 東 晃史 |
ローマ字 |
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所属機関 |
生理学研究所 |
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所属部局 |
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職 名 |
助手 |
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所在地 |
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TEL |
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FAX |
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URL |
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配分経費 |
研究費 |
0千円 |
旅 費 |
0千円 |
研究参加者数 |
3 人 |
研究目的と成果(経過)の概要 |
マウスの長期睡眠・覚醒診断法として動的行動状態分類法(DBSAM)と多角的診断法(MMP)が開発されている。これに基づくデータ解析から睡眠・覚醒・意識の相互関係を示す概念的モデルが提唱され,睡眠・覚醒深度の上下動(Vigilanceレベル)は脳の機能局在の住所番地を指定するオペレーションシステム(OS)として機能している可能性が示唆されている。この可能性を時系列パターン解析で実証し,動物の学習・記憶・情動が睡眠・覚醒パターンの変動から推定される脳内神経活動パターンの類型化により客観的に数量化して解析できることを示す。 |
当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) |
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研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 |
DBSAM/MMPシステムはマウスから安定信号を得るための便宜的手法や生物学的特徴や優先したマウス行動観察過程を代行する論理診断であり,FFTや自己回帰等の脳波解析を基本とした睡眠分析とは著しく異っている。長期間データの高速解析により,個々のマウスの脳内に睡眠・覚醒の設計図が存在し,これに対して睡眠量の調節はカウンター,レジスター,コンパレータに相当する制御機能分担機構(神経回路)によって行われている可能性を示す。精神作用薬の作用部位(橋・視床・辺縁系・新皮質等)により,微妙な睡眠・覚醒パターン変動が現れ,天然の睡眠・覚醒リズムと干渉しながら回復するプロセスは,既に睡眠・覚醒持続時間を変数として画像上で視覚化している。このパターンの類型化に最適な変数を用いて特徴抽出を行ない,さらに脳内高次機能と具体的に関連づけて解析を行なうためには,限定された条件の中でパターンの特徴を数理的に論証する必要がある。現有ソフトを統数研の計算機に移植し,現有デ |
研究参加者一覧 |
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氏名 |
所属機関 |
伊庭 幸人 |
統計数理研究所 |
田村 義保 |
統計数理研究所 |