平成クオ1989)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

クオ−共研−37

専門分類

5

研究課題名

幾何学的構造の確率模型とその乱れの動力学

フリガナ

代表者氏名

タムラ ヨシヤス

田村 義保

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計計算開発センター

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

9 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

幾何学的構造についての統計的解析の基礎となる確立模型について,引き続き研究すると共に,その構造の乱れ(格子欠陥,転位,回位)の動力学を研究する。幾何学的な対称性,指数の統計的分布,ランダムな点配置のVoronoi分割の最適化を明らかにする。また,それらの乱れの生成,消滅の過程を明らかにし,パターン形成,自己組織化のメカニズムを明らかにする。


幾何学的構造についての確率模型の研究を行った。幾何学的な対称性,ランダムな点配置のVoronoi分割の最適化についての理解を深めることができた。
幾何学的構造の乱れの動力学を結合写像格子の方法で,計算機を用いて数値的に解析し,発展過程を明らかにすることができた。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

幾何学的構造の統計的性質ならびに,その生成の動力学は生物系,物理系のみならず,人口の配置,社会政策など多分野にわたつて考えるべきことで,統計数理研究所で行う研究として,必要性が大きい。本研究では,統計学,物性理論,生物物理,統計幾何の分野の人々による,共同研究の形をとる。
ランダム,パッキングVoronoi分割の数理的研究をつづけると共に,構造の乱れの動力学を結合写像格子(coupled map lattice)の方法で,数値的に解析し,発展過程を明らかにする。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

石田 義明

東京工業大学

伊藤 栄明

統計数理研究所

宇佐見 義之

神奈川大学

北原 和夫

東京工業大学

泰中 啓一

茨城大学

高田 俊雄

東京工業大学

原 啓明

東北大学

堀 素夫

東京工業大学