平成31991)年度 共同研究実施報告書

 

課題番号

3−共研−51

専門分類

6

研究課題名

ベイズ型ロジットモデルによる予報支援資料の開発

フリガナ

代表者氏名

イシグロ マキオ

石黒 真木夫

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

予測制御研究系

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

3 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

天気予報へのニーズは,社会の発展に伴い高精度で,時間的・空間的によりキメの細かいものが要求されるようになってきている。精度向上には基本資料となる数値天気予報の精度向上が不可欠だが,数値予報によって得られる大気の物理量を「晴れ/雨」などの天気現象と合理的に結び付ける手法も重要である。当研究はこの手法の開発を目的とする。


気象予報において、統計的モデルの果すべき役割は予報期間の長短に応じて異なる。短期予報においては、数値モデルによる予報値を降雨確率の予測に結びつけるインターフェースとしての統計的モデルが重要である。
気象庁で現在使用されているのは重回帰モデルであり、直観的であり、計算も容易であるが、計算機の能力の向上、計算技術の発展を考慮すると、統計学的には、より降雨現象の記述に適している。ベイズ型ロジットモデルの採用も考慮する必要がある。
この研究は降雨確率予測にベイズ型ロジットモデルを利用する方法を確立し、重回帰モデルとの性能比較を行うことを目的とした。重回帰モデルにおいては説明変数の適切な選択が大切であるが、ベイズ型ロジットモデルにおいては、これに相当するパラメータ推定法を実現するための情報量規準の利用に関する研究を進め、新しい情報量規準WICを使う方法を試みた。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

気象庁側からは気象学および天気予報の現状に関する情報に加えて,気象データ,数値予報データが提供される。統計数理研究所側からは,最新の統計的情報処理の技術およびソフトウェアが提供される。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

坂元 慶行

統計数理研究所

安富 裕二

気象庁