平成28(2016)年度 重点型研究実施報告書
| 課題番号 | 28−共研−4312 | 分野分類 | 統計数理研究所内分野分類 | j | ||||||
| 主要研究分野分類 | 7 | |||||||||
| 研究課題名 | イノシシの採餌行動の空間モデリングと土地利用最適化シミュレーション | |||||||||
| 重点テーマ | リスク科学のフロンティア | |||||||||
| フリガナ 代表者氏名 | コノシマ マサシ 木島 真志 | ローマ字 | Konoshima Masashi | |||||||
| 所属機関 | 琉球大学 | |||||||||
| 所属部局 | 農学部 | |||||||||
| 職 名 | 准教授 | |||||||||
| 配分経費 | 研究費 | 40千円 | 旅 費 | 139千円 | 研究参加者数 | 5 人 | ||||
| 研究目的と成果(経過)の概要 | 
| 近年、全国的に野生鳥獣による被害が増加傾向にある(農林水産省 2014)。被害の深刻化に伴い、多方面からの取り組みが求められており、鳥獣被害対策に対する交付金予算額は大幅に増加している。しかし、増大する交付金予算額に対して、被害軽減の大きな変化は見られず、今後、被害軽減にむけて、効果的な管理を実施することが課題といえる。本研究では、枝葉の食害や樹皮剥ぎの被害を引き起こし、生産される木材の質・量の低下や森林所有者の経営意欲の減退に繋がっているシカの獣害に着目し、効果的な被害軽減に向けた管理のあり方を検討する基礎研究として、観測されたシカの移動軌跡データをもとに、シカの行動シミュレーションモデルを構築した。栃木県の一部を対象に環境省の平成25~27年度ニホンジカ移動状況把握調査業務により収集された移動軌跡データからシカの行動を分析し、相関ランダムウォークをベースとした4つのモデルを構築した。移動軌跡の類似度指標を用いて、シミュレーション結果と観測データを比較した結果、時間依存のスイッチングルールを加えたモデルが観測データに最も類似することがわかった。さらに、シカの簡単な生息地選好性を考慮したモデルに拡張した。 | 
| 当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等) | 
| 学会発表: | 
| 研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。 | 
| 特になし。 | 
| 研究参加者一覧 | |
| 氏名 | 所属機関 | 
| 加茂 憲一 | 札幌医科大学 | 
| 吉本 敦 | 統計数理研究所 | 
| Razafindrabe Bam Haja | 琉球大学 |