平成91997)年度 共同研究A実施報告書

 

課題番号

9−共研−46

専門分類

4

研究課題名

地理情報を用いた統計解析

フリガナ

代表者氏名

ババ ヤスマサ

馬場 康維

ローマ字

所属機関

統計数理研究所

所属部局

統計科学情報センター

職  名

教授

所在地

TEL

FAX

E-mail

URL

配分経費

研究費

0千円

旅 費

0千円

研究参加者数

2 人

 

 

 

研究目的と成果(経過)の概要

位置情報がパラメータとなる空間移動、社会移動などの現象の解析に適した方法の開発と実証分析を目的とする。


高校から大学への進学,就職あるいは転勤などにより,社会移動という現象が起こる。このような社会移動は地理情報が重要なキーである。
この研究では,下記の2種類の統計調査の結果を分析し,地域間移動による都道府県のクラスターを作りその時間変化について考察した。
1)文部省「学校基本調査」
2)総務庁「住民基本台帳人口移動報告」
その結果,進学移動,人口移動のいずれから見ても,ここ10年間で都道府県クラスターには大きな変化は見られないことが判明した。


 

当該研究に関する情報源(論文発表、学会発表、プレプリント、ホームページ等)

馬場康維,馬場恵美子,推移行列による地域間移動の分析,日本行動計量学会第25回
大会,1997年9月6日

研究会を開催した場合は、テーマ・日時・場所・参加者数を記入してください。

竹ケ原は、進学、就職による社会移動の分析に関心があり、馬場は、統計数理研究所地理情報システムの開発と官庁統計データ分析の経験がある。両者の知識を持ち寄ることによって、データをリンクして分析する手法の開発と、実証分析研究の進展が望める。種々の調査によって蓄積されているデータを地理情報をキーにリンクし、多次元的・経時的な解析を行う。本年度は、教育情報と教育関連の官庁統計のリンクにより時代・地域をパラメータとした、進学行動の分析を行う。あわせて、分析の過程で必要となる、多変量解析の手法の開発を行う。


 

研究参加者一覧

氏名

所属機関

竹ケ原 克彦

青森公立大学